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人間のまぶたをキャンバスにしてしまうアーティストがスゴい! ムーミンやアナ雪を描くファンタジーな世界が素敵すぎるぞ!!

2016年3月17日

人間は育った環境が人格形成に大きな影響を及ぼし、それに伴い、得意なことや苦手なこともそれぞれ異なってくるものだ。しかし、生まれ育った環境とは関係なく ‟生まれつき●●な人” は存在すると思うのだが、なかでも、手先がメチャクチャ器用な人は、持って生まれた才能の一つではないかと思う。

まさに、そんな女性アーティストがいるので紹介したい。彼女は、人間のまぶたをキャンバスにしてムーミンや『アナと雪の女王』などを描き、小さなファンタジーの世界を繰り広げてしまうのだ。その緻密かつ繊細な作品が、とてつもなくワンダフルなのである!!

・人間のまぶたをキャンバスにしてしまうアーティストがスゴい!!


「目は心の窓」と言うが、そんな目の周りを美しく彩ってしまうのは、中東イスラエルに住むヴィジュアル・アーティストのタル・ペレグさんだ。子供の頃からメイクアップが大好きだったという彼女は、アートメイクを経験して以来、独自に作風を発展させ自分のまぶたに絵を描き始めたのだそうだ。

人のまぶたにではなく、自分のまぶたにアートを描いてしまうとは驚きである! となると、鏡を見ながらの作業となるはずだが、絵柄や筆使いの向きが逆になるため、‟器用” を超えた才能が必要になるのではないだろうか。

・動物保護などの社会的メッセージを訴える作品も!


タルさんの作品には、前出のムーミンやアナ雪のほか、映画『オズの魔法使い』のドロシーや、ティム・バートン監督のアニメ映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』といった、ファンタジー系作品をテーマにしたものが目立つ。

なかには、いじめ反対や動物保護などの社会的メッセージを訴える作品もあり、体の一部分をキャンバスに、自分が興味あるテーマを芸術的かつユニークに表現することにしたのだそう。

・作品にかかる時間は平均3時間


そして、まぶたという小さなキャンバスに、これだけ緻密な作品を描くとなると相当な時間がかかりそうだ。しかし、意外にも作品にかかる時間は平均3時間だとのことで、まぶただけでなく、まつ毛と眉毛も作品の一部に取り込む手腕がなんとも秀逸である。

スケッチブックやキャンバスに絵を描けば後に残せるが、まぶただと、せっかく描き上げた作品を洗い流さなければならない。なんとももったいない話だが、後に残せないだけに、それだけ ‟一時のアート” として価値があるのかもしれない。

参照元:Instagram @tal_pelegMashable(英語)
執筆:Nekolas

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▼動物保護を訴える作品も!

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