もはや夏限定の食べものでなく、年中楽しめる “スイーツ” として立派な市民権を得つつあるカキ氷。先日、奈良のカキ氷店「ほうせき箱」を紹介したが、今度は大阪だ!
約30年もの間、地元民をはじめ大阪の人たちに愛され続けている「珈琲屋リンツ」──。店名にある通りコーヒーの専門店なのだが、なんとカキ氷も美味しいのだ!! 細部まで手作りにこだわり抜き、食べる側の気持ちをよーく考えた、優しさにあふれる逸品だったぞ。
・今までにありそうでなかったカキ氷
住宅街の中に佇(たたず)む「珈琲屋リンツ」。心地良い音楽が流れる店内には、常連客と思われる姿が多い。27年間、この地で愛されてきたことが見ただけで伝わって来る、そんな素敵なお店だ。近くにあったら、記者も絶対に常連になってるよ!
もちろん提供しているメニューは、舌の肥えた大阪人を納得させるだけのパワーを持つものばかり。今回食べた “余市のりんごカキ氷(700円)” も思わず「うむむ……」とうなってしまう程の美味しさだった!! これは今までにありそうでなかったカキ氷じゃない……!?
・リンゴのうま味が詰まった “余市のりんごカキ氷”
“余市のりんごカキ氷” の何がすごいって、素材にすごくこだわっているところ。ウイスキーで有名な北海道余市町の「東谷(とうや)農園」から取り寄せたリンゴを使っているのだが、これがマジでウマいっ! 正直、カキ氷に使っちゃうのはモッタイナイと思えるほどの瑞々(みずみず)しさと甘さを含んでいるのだ。
そのリンゴを店主と奥さんが時間をかけて、ドライフルーツとコンフィ、ソースに加工。これがカキ氷に使われているんだから、美味しくない訳がない。氷の上に刺さっているドライフルーツは甘みがギュッと詰まっているし、アイスと一緒に中に隠れているコンフィはとっても優しい味。それだけをずっと食べ続けたい衝動にかられたぞ!!
・コーヒー味のカキ氷もイイ!
今回はもう一品、 “コーヒー味のカキ氷(700円)” も食べてみた。コーヒーの専門店なだけあって、コーヒー使いが完璧! 上の層には水出しのコーヒーを、下の層には濃いめに抽出したものを使って、味の変化とバランスを調整しているのだ。中にはアイスとコーヒーゼリーも入っている。
これは何とも贅沢(ぜいたく)な一品。大人から子どもまで大満足間違いなしだ。ちなみに、こちらは2016年5月7~8日に奈良の氷室神社で開催される、カキ氷の祭典『ひむろしらゆき祭』にも出店されるとのこと。要チェックやで!!
心と体が満たされる、そんな感覚を味わえた「珈琲屋リンツ」のカキ氷。コーヒーも美味しいし、何度も言うが近くにあったら確実に常連になるレベル。きっと毎日ここで記事を書くね。それほどに居心地の良い場所だった。農園から入ってくる果物に応じてカキ氷のメニューが変わる点だけ注意してほしいが、どれを食べても間違いなく美味しいことを保証するぞ!
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 珈琲屋リンツ
住所 大阪府寝屋川市松屋町1-11
時間 09:30〜18:00(コーヒー豆の販売は19:00まで)
定休日 水曜日
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼手作りにこだわったカキ氷
▼フンワリしていながら、最後まで氷が残っている絶妙な加減が嬉しい
▼コーヒー味も美味しいよ
▼喫茶メニューも充実!
▼店長が一杯一杯、丁寧にいれてくれるコーヒー
▼とっても落ち着く店内
▼近くにあったら絶対に常連になってる!