車検がある日本では、サイドミラーがなかったり、窓ガラスが割れたまま走っているポンコツ車を見かけることなどほとんどない。だが、車検がなく「車の修理は全て自己責任」というアメリカでは、車の側面が凹んだままの事故車や、車のフロントが潰れたヤバい見た目の車がビュンビュン走っている。
そんな訳で、少々のポンコツぶりなら驚くに足りないのだが、なんと、‟4メートルもある木” が、フロントに突き刺さった状態で走っていた車が激写されたというのだ!! 一体この車に何が起こったのか、その全貌をお伝えしたい。
・大木がフロントに刺さったまま走っていた車が激写!
米イリノイ州ローゼルで、4.5メートルもある木が、フロントに突き刺さった状態で走っている車が目撃され、地元警察が通報を受けた。きっと、通報を受けた警察は、一瞬どんな図を思い描いて良いのかためらったに違いない。
警官一行が現場に赴くと、道路脇をノロノロと徐行する車を発見! そして、車のフロントに刺さった木は真っすぐなヒョロっとしたものではなく、四方八方に枝が大きく伸びた ‟大木” 風な木だったのである!!
・運転手「どこで木にぶつかったのか覚えていない……」
よくも、こんな状態で車が動いたなとビックリしてしまうが、警察が車を停止させると54歳の女性が運転していたとのこと。
警官が女性に職務質問すると、「木が刺さったまま3キロほど走り続けているが、どこで木にぶつかったのが覚えていない」と言うではないか! 女性の息が酒気を帯びていたことから、飲酒運転の呼気検査を受けさせたところ、予想通り結果は不合格と相成った。
・酔っぱらってでもいなければ無理な行動!?
それにしても、木の香りよりも酒臭かったとは、相当飲んでいたに違いない。というより、4メートルもの木が突き刺さった車を運転し続けるなど、酔っぱらってでもいなければ無理な話である。女性は飲酒運転で逮捕され、後に裁判所に出頭するよう命じられたそうだ。
危険な状態の車がさらに事故を起こして、怪我人などは出なかったようだが、「飲んだら乗るな!」を肝に銘じたいものである。
参照元:Facebook @Roselle Police Department、Mashable(英語)
執筆:Nekolas
▼こんな風に突き刺さっちゃったのだー!