ロケットニュース24

【一子相伝の究極ラーメン】豚骨なのにアッサリしていてコク深い! 昭和27年創業の老舗「清陽軒」は人生で一度は味わうべき至高の一杯

2016年2月10日

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突然だが、皆さんは「とんこつラーメン」と聞いてどのようなイメージを抱くだろうか。おそらく多くの人は「福岡県」、あるいは「こってり」といった言葉を連想するに違いない。

確かに「とんこつ」といえば、福岡発祥でこってり系が主流だけにそれは間違っていない。しかし、そのイメージとはちょっと違う「とんこつラーメン」が存在することをご存知だろうか。そのラーメンを提供するのは「清陽軒」。人生で一度は味わうべき至高の一杯を提供してくれるお店である。

・清陽軒とは

まず簡単に「清陽軒」について説明しよう。同店は昭和27年に福岡県久留米市で誕生した老舗だ。2006年に一度は店を閉じたものの、熱烈な支持者の声によって2009年に復活を果たした。

復活から人気は上昇し続け、この度佐賀県鳥栖市に新店をオープンした「清陽軒」。はたして60年以上も愛され続けている味は、どのようなものなのだろうか。気になった筆者(私)は現地へ行き、実際にその味を確かめてみた。

・新たな感覚を覚えるとんこつラーメン

注文したのは、屋台仕込みラーメンと焼きめしのセット。パッと見、差し出されたラーメンは普通のとんこつラーメンだ。しかし、一口スープを飲んでみると体験したことのないような感覚を覚えた。

なぜならアッサリしているのにコクがあるのだ。自分の中にあった「とんこつ=こってり&脂ギトギト」という方程式が崩れてしまうほどの衝撃! ではなぜそのようなラーメンを作ることができるのだろうか。話を聞いたところ……

・おいしさの秘訣

なんとスープは国産の豚頭から丸3日かけて煮出すという。そこまで手間暇かけて作っていたことに驚きだが、そうしないと味が変わるのだろう。60年以上も愛されている理由は、そんな「一子相伝」を貫くプロの姿勢にあるのかもしれない。

・名物のカリカリもある

また、ラーメンはスープだけでなくトッピングも “らしさ” があって非常によかった。スープと絶妙に絡み合う麺はもちろん、久留米ラーメンには欠かせない豚の背脂を揚げた「カリカリ」も入っている。これぞ久留米ラーメン。チャーシューも大きく大満足であった。

・本場久留米流の食べ方推奨

そして忘れてはいけないのが、ラーメンと相性抜群な焼きめしの存在だ。ラーメンに使用している元ダレを焼きめしに絡めることで、パラふわ感は抜群! シンプルだが、ラーメンの相棒として欠かせない。

ここでラーメンと焼きめしをセットで注文することに驚く人もいるかもしれないが、セットで頼むのが久留米流の食べ方。久留米にあるほとんどのラーメン店に焼きめしがあるほどなので、両方注文することを猛烈にオススメするぞ!

・心配りも好印象の新店

ちなみに佐賀県鳥栖市の複合商業施設「ライフガーデン鳥栖」内にオープンした店舗は、オープンしたばかりなので当たり前だが、とにかくきれい。店内はテーブル席とカウンターがあり、一人でも家族連れでも入りやすい印象だ。また、髪の長い女性のためにヘアゴムが用意されている。そんな心配りも好印象だった。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 清陽軒 鳥栖店
住所 佐賀県鳥栖市轟木町1173 ライフガーデン鳥栖内
時間 11:00〜24:00(LO23:30)
休日 第3火曜

Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼お店の外観

▼ラーメンは2種類あり、こちらは屋台仕込みラーメン

▼スープが至高

▼自分で選べるトッピングも豊富だ


▼久留米ラーメンなのでトッピングには豚の背脂を揚げた「カリカリ」もあるぞ!

▼久留米ではチャーハンと呼ばずに「焼きめし」と呼ぶことが多い

▼女性客への心遣いも見られた

▼セットで960円(メニューや価格は店舗によって異なる可能性あり)

▼ライフガーデンにはさまざまな店舗が入っているぞ

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