2016年が幕を開けてから、早くも1カ月。新年のロケットニュース24といえば、狂気の福袋記事祭りを展開していたわけだが、あの時の戦利品の数々はというと……慌ただしい日常において、すっかりその存在を忘れられているものもチラホラ。
うっすらとホコリを被りかけた先週あたりから、ようやく本格的に向き合い始めた私DEBUNEKOは、自然と何か “巻けるもの” はないか探していた。そう、昨年私が集めた福袋の中で最大のインパクトを誇っていた、あの「着こなし不可能な布」に変わる存在を探していたのだ。そして、うってつけのものを発見した私は、早速オシャレな友人を召喚した。
・今年の「着こなし不可能」
昨年、私を困惑させた無印良品の “筒状の布” 。ストールかと思いきや、両端が縫い合わされて “筒状” になっていた布に、ただただ困惑した私。そして、オシャレな友人の協力のもと、ファッションに取り入れたところ……なぜか布は頭に巻かれ、さらなる困惑を招いたのは記憶に新しい。
今年も何か奇抜なアイテムはなかっただろうかと、福袋が散らばるカオスな部屋を見渡すと、カラフルな1枚の “布” が視界に飛び込んできた。それは、LUSH(ラッシュ)のフレッシュラップを包んでいた風呂敷であった──。
・LUSHの『KNOT RAP(ノット ラップ)』をどこかに巻いてみよう
その風呂敷は、ラッシュの『KNOT RAP』という商品。 “風呂敷” はラッピング資材の削減という面でも世界に誇れる文化である──という観点から、ラッシュでは いち商品として扱われているらしいのだ。そういえばフレッシュラップ(福袋)を開いた際、カチューシャなど、ラッピング以外の使い方を紹介する台紙も入っていた。
そんなエコな布だが、コレを頭に巻いて可愛くまとめるのもチョット難しそうだし、そもそも私には似合わなそう……。私には私らしい着こなしが必要だ。そうなると、今年もやはりアノ友人を呼ぶしかない。私は再びコーディネートを依頼した。
・またも想像の斜め上を来た
ニッコリと親指を立て「オーケー!」と返事をし、友人は早速、風呂敷を私にくくりつけ始めた。「……!!!!」またもや布は想定せぬ場所に巻かれている。去年は首に巻かれると思った布が頭部に盛られ、アメリカのソウルシンガー『エリカ・バドゥ』のような出で立ちになったが、今年はというと……
胴体に巻かれ、ゲゲゲの鬼太郎になった。そう、まるで布を背負うかのように背中に対し正方形に当てがわれた布。左右それぞれ、上下の端を肩から脇に通して結ばれ、「ボレロ風」にアレンジしてくれたのだが、どう見ても「ちゃんちゃんこ」だ。
こうして、シマシマのような柄も相まり鬼太郎の親戚のようなファッションが完成! やはり天才の発想は凡人には理解しがたいものなのだなぁ……。今年も己の未熟さを垣間見た私は、「どうやら風呂敷を広げすぎたらしい」と反省。静かに布を畳んだ。
・『着こなし不可能な布・外伝』
ちなみに、昨年私を困惑させた無印良品の “筒状の布” は、なんと遠く離れた北の大地は札幌でメンズを購入したK. ナガハシ記者の福袋に入っていた!! さらに驚くべきことに、ナガハシ記者はその布をいたって自然に首に巻き、サラリと着こなしていたのだ。もしかしたらあの布、普通の布だったのかもしれない……。
ともあれ今年も福袋の中身に踊らされることが叶い、晴れ晴れとした気持ちで新しいスタートを切れそうだ。来年も巻ける何かと出会えることを楽しみに、充実した1年を送ろう。長いものには巻かれろというし。
Report:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.
▼今年はこの布を巻いてもらおう! カラフルでとってもオシャレ\(^o^)/
▼ドキドキ……。
▼「……!?」
▼……。
▼「(そうきたか……)」
▼「キュッとね!」
▼──以上、ラッシュの着こなし不可能、もとい “エコな布” ノットラップでした。
▼一方、本家の着こなし不可能な布はなんと今年は……!!
▼北海道で何事もなく着こなされていた!!!