音楽ジャンルの中でもひときわ高度なテクニックを要求されるジャズ。複雑な理論と即興演奏の応酬は、生半可な鍛錬でできるものではない。そう、ジャズには音楽の醍醐味がすべて詰まっているといっても過言ではないのだ。
現在、とあるオッサンの超絶ドラムプレイ映像が話題となっている。映像を見てみると、なんとこのオッサン、激テクジャズドラムを叩きながら、あろうことか3本のスティックをジャグリングし出す。腕は2本しかないのにそのチャレンジ無謀じゃね!?
・ノリノリのオッサン
映像は、アメリカで開催された楽器の祭典「NAMM」で撮影されたもの。再生すると笑顔でスネアロールするオッサンが映し出され、その滑らかな動きを見ただけで桁違いにウマいということは十分に伝わってくる。スネアロールがジャズビートに移行すると、空気を滑るようなグルーブに画面越しでも体が動いてしまう。オッサンもノリノリだ。
・少年のようにまぶしい笑顔のオッサン
やがて、オッサンはジャズビートを途切れさせることなく、左手に握っていたスティックを放り投げてキャッチする。その後、右手のスティックも挨拶代わりに宙を舞う。キャッチしたオッサンの少年のような笑顔がまぶしい。音楽ってエエな……。そう思った時、事件は起きた。
・ドラムを叩きたいのかジャグリングをしたいのかわからないオッサン
オッサンが3本のスティックでジャグリングを始めたのだ。もちろん、ビートは止まることなく流れ続けている。スゲェェェエエエ! どうなってんのこれ!? どこから音出てんの!!? さらに映像が後半に進むにつれて、オッサンのプレイはドラムを叩きたいのかジャグリングをしたいのかわからないレベルになっていく。凄すぎて笑ってまうわ!!
・最高のミュージシャン
なお、Facebookに投稿されたこの動画は、現在240万再生を越えて拡散されている。これには、映像のオッサンであるクリストファー・チップ・リッターさんもビックリしたようで、動画をアップしたゲイリーさんのFacebookページに下記のコメントを残している。
「130万再生もいってるやん!? 最高! マジでありがとうゲイリー!」
どうやら、プレイから伝わってくるお茶目な人柄そのままの人のようである。プレイで人を笑顔にできるクリストファーさんは、間違いなく最高のミュージシャンと言えるだろう。