数十年に一度レベルの大寒波が、日本列島を襲い、各地で思わぬ影響が出ている。もっとも深刻なのが、ライフラインへの影響だ。水道管の凍結による破損が相次ぎ、復旧のめどが立っていない地域もあるようだ。
島根県松江市でも節水が呼びかけられているという。そんななか、なんと豪快に放水訓練が実施されたのである。節水してるのに、放水銃でビャーッ! と水を撒き散らしていたとは……。
・テレポート山陰で見てた
放水訓練は毎年恒例の行事だ。文化財防火デーに合わせたもので、松江市出身の私(佐藤)も見覚えがある。ローカルニュース『テレポート山陰』か何かで、毎年その様子が報じられていた覚えがあるぞ。それを見ながら、1月も終わるかなあ~、なんて思っていたけど……。
・寒波で大打撃
今年は特別だ。山陰に限ったことではなく、猛烈な寒波でライフラインに大打撃を受けた地域も少なくないだろう。水が凍結して、水道管が膨張して破裂。あまりにも件数が多いため、いつ復旧するのかわからず、給水車に頼っている地域もあるとのこと。
・700件を超える被害
松江市も水道管破裂が700件を超えるというから、事態は深刻である。節水の呼びかけが行われるのも頷けるというもの。そんななかでの放水訓練。市のまちづくり文化財課は知らなかったそうなのだが……。
・松江城は大事だけど……
訓練が大事なのかわかる。もしも国宝に指定された松江城が焼け落ちたりしたら、私は号泣するだろう。だって、松江のシンボルなのだもの。心のふるさとみたいなもんですよ。訓練大事! それはわかるけど、市民生活あってのことでしょ。なぜこのタイミングで豪快に放水……。お願いしますよ~……。
ちなみにタイトルの「どげかい」は、出雲弁で「どうなってるんだ」の意である。
参照元:毎日新聞
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24