世界各地でテロ活動が行われ、多数の犠牲者が出ている現在、不審物を見かけたら当局に通報し、然るべき対応が取られるべきだ。
だが時には、不審に思われた物が実は危険物ではなく、ホッと胸をなで下ろす場合もある。そんななか、郵便局で不審物が発見され爆弾処理班が出動! 実は全然違うものだったいう珍事件が起きたそうだ。爆発物ではなかったのは幸いだったが、爆弾級のブツが入っていたと話題になっているのだ!
・郵便局にダイナマイトらしき不審物が!
米アラバマ州フローレンスの郵便局で、「アルミホイルに包まれた不審物が発見された」との通報を受け、地元警察と爆弾処理班が出動する事態が発生した。安全を期して近隣の道は全て閉鎖され、不審物の中身を確認するためにX線装置が使われたという。
すると、X線に写った不審物の中身は……まるでダイナマイト! ついには人間の代わりに爆弾処理ロボットが処置を行う展開となったのだ。
・ダイナマイトではなくホットドッグだった!!
ところが、ロボットがアルミホイルの包みを開くと、なんとそこから出て来たのは、みんなが大好きなアレ。ただのホットドッグだったのだ。どうやらX線では、細長いソーセージがダイナマイトに見えてしまったようである。
そんな危険物と間違われたホットドッグは、地元レストラン「Wildwood Tavern:ワイルドウッド・タバーン」の物だと判明したのだが、偶然にも、危ないトッピングがてんこ盛りの ‟爆弾” 級ホットドッグだったのである!
・食べたら口から火を吹きそうな激辛ホットドッグだった!
それは、ワイルドウッド・タバーン特製のチリと大量のハラペーニョ、ワサビマスタードが載った激辛ホットドッグ「The Atomic Dog:アトミック・ドッグ」。爆弾ほど危険ではないものの、食べたら口から火が出ることは間違いなさそうだ。
同レストランは警察と爆弾処理班の仕事ぶりに敬意を示し、ホットドッグ爆弾事件があった週末、来客者にアトミック・ドッグを無料で振る舞ったそうだ。
不審物がホットドッグだと分かった瞬間、きっと当局は、胸を撫で下ろすと同時に笑うに笑えない心境いなったに違いない。しかも、そのホットドッグが爆弾パワー並みの激辛ホットドッグだったとは、なんとも粋なオチである。
参照元:Facebook、WAAY31(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.