脂身を食べ過ぎなければ、タンパク質豊富な肉がダイエットにいいことは、すでに多くの人がご存じのことだろう。牛肉・豚肉・鶏肉以外では、L-カルニチンを多く含む羊肉がヘルシーな肉として有名だ。だがしかし……。
羊肉さえも超えるといわれる究極のヘルシー肉が、いよいよ日本でもブームになる……かもしれない。それがカンガルー肉、通称「ルーミート」だ。最近の赤身肉ブームとヘルシー志向を考えれば、マジで日本でも流行る可能性は大! これは見逃せないゾ!!
・オーストラリアでは一般的な肉
カンガルー肉の原産国はもちろんオーストラリアである。現地の知人によると、スーパーなどで普通に売っているらしく、価格もかなり安いらしい。健康志向な人や、牛肉食べたいけど安いからカンガルーで我慢しとくか! 的な位置付けで利用されているという。
このカンガルー肉、低脂肪・高タンパク・低コレステロールなだけではなく、体脂肪消費効果と筋肉増強効果があるとされる「共役リノール酸」が、全食品のなかで一番多く含まれているのだ。確かに筋肉ムキムキのカンガルーは多いから、説得力は抜群である。
・原宿に期間限定オープン
そんなカンガルー肉を使った弁当屋が、東京・原宿に期間限定でオープンした「ルーミート おいしく燃やすダイニング」だ。2015年12月16日~29日までの出店で、場所は原宿駅から竹下通りを出たところから程近い、原宿観光案内所の1階となっている。
今回は一番人気だという「ルーそぼろ丼」と「ルーステーキ・味噌」と「ルーステーキ・おろしポン酢」をオーダー。価格は600円からで、ご飯なしの単品でもオーダーができるぞ。果たして、究極のヘルシー肉の味はどんなものなのだろうか……?
・気になるその味は?
やってきたカンガルー肉たちは、どれも見た目は普通の肉である。さっそく食べてみると、薄切りではあるものの、どれも噛み応え抜群の筋肉質な食感。クセまではいかない独特の風味はあるが、味噌やおろしポン酢が上手く味のバランスを取っていた。
食べ慣れていないこともあるが、端的に言ってしまえば味だけだと他の肉よりウマいというわけではない。……が決してマズくもない、筋肉質な肉である。成分的にはダイエッターなどのハートを掴みそうだから、リーズナブルな価格で流通するようであれば、日本に定着する可能性も大いにあるだろう。
厳しい食事制限をしている人にとって、食事に肉という選択肢が増えるだけで嬉しいもの。まして、究極のヘルシー肉であれば文句はない。2016年大ブームになる……かはわからないが、一足先にその味を確かめたい人は、ぜひ足を運んでみてくれよな!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ルーミート おいしく燃やすダイニング
住所 東京都渋谷区神宮前3丁目23-5
時間 11:30~18:00
休日 なし
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼期間限定でオープンした、原宿の「ルーミート おいしく燃やすダイニング」
▼4種類ほどのメニューがあり、ご飯のアリナシを選べるぞ。
▼こちらルーステーキのおろしポン酢。シャッキシャキの食感である。価格は650円。
▼ルーステーキの味噌。味噌がかなり濃い。風味を消すためなのだろうが、やりすぎ感があった。ただ米とは合いそう。価格は650円。
▼ルーそぼろ丼。600円。独特の風味は若干あるものの、食べにくさはない。
▼リーズナブルになれば日本でも流行るかもヨ!
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]