この時期に耳にすることが多くなる音楽といえば、やはりクリスマスソングである。「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」といった曲を聞くと、子供の頃をノスタルジックに思い出してしまうものだ。
そんなパワーを秘めたクリスマス音楽を、あるコーラス団が列車で大合唱! ところが、車掌さんが止めに来て中断……となるかと思いきや、素敵な展開を迎える動画が、ネット上で大人気となっているので紹介したい。きっとこの寒い冬に、ほのぼのと温かな気持ちを味わえること間違ナシだ!
・列車内で合唱団がクリスマスソングを歌い始めると……
米名門イエール大学の合唱団が、列車でコネチカット州ニュー・ヘイブンから、ニューヨークへ向かっていた時のこと。彼らが、道中の退屈しのぎに歌声を披露して、他の乗客を楽しませようとクリスマスソングを歌い始めたところ、車掌のボブ・マクドノーさんが突然「ダメダメ~!」と両手を振りながら登場!
合唱団一同と乗客は、ボブさんが ‟列車の中で歌わないで” と注意しに来たのかと思ったのか、がっかりした声を上げていた。
・歌を止めるのかと思いきや「私が指揮を執ろう!」
すると彼が、「私はコンダクター(車掌)だから、コンダクター(指揮者)にならないとね」と、お茶目なコメントを発したのである。そう! 英語で「Conductor」は ‟車掌” と ‟指揮者” の両方を意味する単語で、ボブさんはコンダクターだから、「みんなが歌うなら、私が指揮を執ろう」と申し出たのである!
・車掌さんの指揮者っぷりがナカナカ!!
こうしてボブさんの指揮のもと、合唱団は「鐘のキャロル」を歌い出し、列車中に美しいコーラスが響き渡る、なんとも心温まるシーンが繰り広げられたのである。そして、ボブさんの指揮者っぷりもナカナカのもので、車掌としての職務の他にも、意外な才能があることを証明したのだ。
この様子は、イエール大学の生徒によって撮影され、ボブさんが動画をFacebookに投稿したところ、再生回数が250万回に迫る人気となっている。
白いヒゲを生やした車掌さんは、なんだかサンタクロースにも見えてくる。まるで列車は、このまま北極にでも向かいそうな雰囲気を醸し出していて、この動画だけでクリスマス気分にドップリと浸かれそうだ。
参照元:Facebook、TIME(英語)
執筆:Nekolas