楽器として最大級の大きさを誇るパイプオルガン。もし購入するとなれば、価格は1億円以上、メンテナンス費用も年間200万円以上はかかると言われており、個人で所有することはほぼ不可能と言っても過言ではない。
そんな高価な楽器でスターウォーズのテーマ曲を演奏している様子を収めた動画が世界中で話題となっている。パイプオルガン奏者が奏でる繊細かつ壮大なサウンドは必聴だ。それでは、その内容を動画と共にお伝えしよう。
・約8000本の様々な長さのパイプが組み込まれている
今回ご紹介する動画に登場するパイプオルガンはアメリカ・イリノイ州のサンフィリッポ(Sanfilippo)邸にあり、ウーリッツァー社によってつくられた1927年製のものだという。
なんと、約8000本の様々な長さのパイプが組み込まれており、長いものは10mにも及ぶそう。もともとは演劇や映画のバックで演奏する「シアター・オルガン」として使われていたもののようだ。
・持ち主は世界的に著名な自動演奏楽器の収集家
大きさもマジで凄いが、その持ち主もまた凄い。所有者のサンフィリッポ(Sanfilippo)さんは、世界的に著名な自動演奏楽器の収集家と言われている大富豪であり、家の敷地面積はカートでの移動が必要なほど広大らしい。
・繊細かつ壮大なサウンド
動画を再生すると、「オルガニスト」と言われるパイプオルガン専門の演奏者が凄まじい(すさまじい)数の鍵盤を駆使してスターウォーズのテーマを演奏し始めるのだが……80年以上前に作られた楽器とは思えない程に美しく澄んだ高音とパワフルな重低音! まるでオーケストラが演奏しているかのような、その繊細かつ壮大なサウンドに心を奪われるぞ!!
そして言うまでもなく、動画から流れる全てのメロディはたった1台のパイプオルガンが発しているもので、演奏者も もちろん1人である。映画スターウォーズの新作の公開日は2015年12月18日と間もなくだ。この動画を見て気分をさらに盛り上げておくのもいいかもしれない。
参照元:YouTube、MBSI「サンフィリッポ邸」
執筆:K.ナガハシ