ジャンボ〜! どうも日本のみなさま、はじめまして。アフリカはケニアのアンボセリという街……というかエリアに住んでいるマサイ族の戦士、ルカだ。性別は男、趣味はFacebook、ライオンとの成績は1勝で、妻子ありの28歳だ。ヨロシク\(^O^)/
それはさておき、「ジャンボ」ってのはスワヒリ語で「こんにちは」の意味であるという豆知識もさておいて、今回から『マサイ通信』という連載をロケットニュース24で始めることになったんでヨロシク。記念すべき第1回目は……とりあえず自己紹介だな。
・史上初のマサイ族ライター
おそらく俺は事実上、史上初のマサイ族ライターだと思う。なぜライターになったのかというと、GO羽鳥がライオンの倒し方を学びにアンボセリに来た時、軽い気持ちで「井戸が枯れたので、お金を援助してくれ」と頼んだところ、こう言われたんだ。
羽鳥「ダメだ! そんなことばっかりやってるからマサイ族がナメられるんだ! 自立しろ! ライターになれ! レポートを送ってこい! ちゃんと日本人と同じ原稿料を支払うから、実力で井戸を復活させろコノヤロー! お前の力で、水を復活させろ! You Make Water!! カメラがないなら、スマホを送ってやらァ!!」
──正直、鬼だと思ったけど、彼は本当にスマホを送りつけてきた。2015年のビックカメラ福袋でゲットした格安スマホとのことだ。ちなみに、到着までには数カ月かかった。そのあたりのことは、きっとそのうち、彼が書いてくれることだろう。
・通信手段はネットカフェ
というわけで、ライターとしての俺の武器(ウエポン)は、1台の格安スマホと、50キロ先の街にあるネットカフェだ。ちなみにネットカフェには、しょっちゅう行ってる。GO羽鳥がFacebookにログインした瞬間に「Hi」と挨拶するレベルだ。
ちなみに、“今時のマサイ族はみんなスマホを持っている” との噂があるが、これは大ウソだからな。騙されるんじゃないぞ。もしもそんな状態だったら、GO羽鳥に対して毎日のように「スマホがまだ届かないんだけど!」と催促しまくることもないだろう。
・リクエストも待っている
んでもって、もしも「マサイ族に、こんなことを聞いてみたい!」なんてことを思いついたら、遠慮なくリクエストボックスに投稿してくれ。ライオンとも戦ったことのある俺、ルカが答えるから。アンボセリの井戸を復活させるまで、読者と戦い続けるぞ。
てなわけで、最後は、スワヒリ語ではなくマサイの言葉(マー語)で「さようなら」を意味する「オレセリ」でシメたいと思う。ちなみにな、マサイの意味は “マー語を話す人” という意味なんだぞ。それでは……次回まで、オレセリ〜\(^O^)/
Report:ルカ(マサイ族)
翻訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.