ロケットニュース24

【衝撃】日本のカップうどん『赤いきつね』がアフリカで大人気! マサイ族とケニア人「これマジでウマいわ……」

2015年10月16日
提供:東洋水産

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『赤いきつね』と『緑のたぬき』といえば、日本ではトップクラスに知名度の高いカップ麺である。

そんな『赤いきつね』と『緑のたぬき』を製造するメーカー・東洋水産の加工食品事業本部・岩野路夫さんに “商品についてのこだわり” を先日、取材させていただいた。

・ダシへのこだわり

岩野さんによると『赤いきつね』と『緑のたぬき』は発売以来、カップ麺に合う “だし” を重視し、こだわりの製法で最高の“だし”を研究し、つくりあげているのだという。

また、日本では、地域によって味の好みが異なる為、「東日本」、「西日本」をはじめ、近畿地方の「関西」、「北海道」と4種類を展開するなど、地域の嗜好性にあわせて “だし” の原料や配合を変えており、かつお節の粉砕工程から自社グループ工場で手掛けるほどのこだわりっぷり。品質管理についても万全の体制を整えているそうだ。

最近行った調査によると、日本に住む外国人のあいだでもダシの文化が広まりつつあるそうで、カップうどん・そばを食べたことがある外国人の85%が、好きな理由として「ダシが美味しいから」と答えている。さらに、日本に住む外国人の3人に1人は、日本に来る外国人に、カップうどん・そばを食べてほしいと思っているとのこと。

・外国人でも100%ウマいって言うはず

岩野さんもこの結果を見て、「ダシにこだわり抜いた赤いきつねと緑のたぬきは、外国人でも100%ウマいって言うはずです。世界に出しても絶対に人気の出る商品ですよ(ドヤッ)!」と自信ありげに断言した。

ほーっ、そんなに自信があるんですか……しかも “世界に出しても” と……。日本を代表する食品会社の方が言うなら間違いないでしょう。というか、もし「マズい!」という外国人が大半だったら完全に嘘つきである。

しかし、欧米では日本食がブームになっている地域があるため、行って調べるまでもなく美味しいと言われるのは分かっている。そこで今回は “だし” にまったくなじみがなく、絶対に『赤いきつね』と『緑のたぬき』を食べたことが無いであろう外国人に試食してもらい、味をジャッジしてもらうことにした。

・アフリカで調査開始!

調査員のGO羽鳥が向かったのは、アフリカ・ケニア。アフリカでは、いまのところ汁ありの麺を食べる人はほとんどいない。だが、最近「焼きうどん」が空前の大ブームになっている。そのため、これから日本食が広まっていく可能性はあるはずだ。

そんなアフリカ人たちが「赤いきつねと緑のたぬきウメェな!」と言ったのであれば、岩野さんの言っていたことは正しいといえるだろう。気になる現地の人たちの評価は──!? ここからはGO羽鳥のレポートにまかせることにしよう。先に以下のレポート動画を見て、ガチの反応を見てしまうのもアリのアリだ!

▼我らがカップうどん、ケニアで最高の評価を受ける映像

・GO羽鳥の弾丸ケニア調査

二泊三日の弾丸ケニア。短い時間の中で私(GO羽鳥)がやるべきことは、「赤いきつねと緑のたぬきはケニアでも通用するのか?」という疑問をガチの調査で明らかにすることのみ。ナイロビの空港に到着後、まずダイレクトで直行したのが、いま食に関する意識の高いケニア人の間で大流行中の『Teriyaki Japan(テリヤキジャパン)』だ。

その名の通り「テリヤキ」のチキンが主役なのだが、セットメニューにサブ的に付いていた「焼きうどん(テリヤキヌードル)」が、なぜか空前絶後の大ヒット! けっこう甘めのテリヤキ味だが、日本人の私が食べても「こりゃ流行るわ」と納得の味であった。

ナイロビでも最もオシャレな場所にあるテリヤキジャパンに通う客は、当然ながら “日本食” への意識が高く、“うどん意識” も極めて高い。毎日うどんを焼いて「焼きうどん」を作っているシェフもまた、ダシの真髄が分かるはず……。よし、調査開始!

・ケニアナンバーワン焼きうどんシェフ、ダシでKO

まず『赤いきつね』と『緑のたぬき』を試食してくれたのは、アフリカナンバーワン焼きうどんシェフの呼び声も高い、テリヤキジャパンの焼きうどん職人。初めて目にする赤いきつねの油揚げに対し、「これは……スポンジ?」とナイスコメント。そば&うどんをチュルチュルと器用に食べてから、赤いきつねの “つゆ” を口にした直後──!!

いきなりの笑顔キター!! もう言葉も不要レベルの “うまかった顔” が、いきなりキターーーッ!! その後、「ナイスナイスナイスナイス」とナイスを連発。しょっぱなの試食者からして、つゆのダシで一発KO! この時の表情は、動画を見れば一目瞭然だ!!

・日本食意識の高いカップルからは「エクセレント」

その後、この店に通う “日本食意識の高い” ケニア人カップルも飛び入りで試食に参加。「私は緑のたぬきのほうが好きだわ」と言う彼女。しかし、彼氏さんの方はというと、赤いきつねの つゆ を飲んだ直後に……「ん〜〜〜〜〜、エクセレント!」の最高評価が飛び出した! なんという実力!! やはり つゆ(ダシ)のパワーが絶大だ。

・ケニアナンバーワン寿司大将とマサイ族

次に向かったのは、ケニアで一番うまい日本食を出す店『ハル(HARU)』。この店のスタッフならびに、つい先日お伝えした “ケニアナンバーワン寿司大将” までをも納得させたら、もうアフリカを制したも同然だろう。はたして寿司大将の評価は──!?

かなりの衝撃シーン連発なので、マサイ族の戦士たちからの評価、ならびにホテルのトップシェフの評価もふくめた話の続きは、次ページ(その2)で全てお伝えしたい。先に結論だけを言うと……なんと驚くべきことに100%の確率で高評価だったのである!!

参考リンク:東洋水産「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

【衝撃】日本のカップうどん『赤いきつね』がアフリカで大人気! マサイ族とケニア人「これマジでウマいわ……」(その2)

日本で作っておいた表彰状。そこには「ケニアナンバーワン寿司大将」の文字が燦然(さんぜん)と輝いている。しめやかに授与式を行い、通(つう)っぽく「エビ」だけをリクエストしてから、ついでに「天ぷらうどん」も注文してみた。

ウン、いつも通りエビはウマい。そして、天ぷらとうどんが別々になって出てきた天ぷらうどんも……憎らしいくらいに、これまたウマい。

ダシは関西風で、かなり甘い。うどんは普通。だが、それよりなにより天ぷらがヤバイ! カッリカリのサックサクで、どこに出しても恥ずかしくない最高の揚げ具合!! まさかケニアでこんなにうまい天ぷらが食べられるとは……と、驚きを隠せない。だが、ダシに関しては正直なところ『赤いきつね』のほうがウマいと思う。

・目には目を。うどんにはうどんを

しかし、今回の目的は調査である。目には目を。うどんには……うどんを! ということで、ケニアナンバーワン寿司大将をふくむ4人の職人に、『赤いきつね』と『緑のたぬき』を食べてもらった結果──さも当然のように100%の「ウメェ」評価が連発!!

なお4人中3人が『赤いきつね』のほうが好きだと答え、うち1人は「甲乙つけがたい」と、すなわち “両方ウメェ” の評価であった。先のテリヤキジャパンもそうだったが、ケニア人とうどんの相性は、我々が思っている以上にバツグンなのかもしれない。

・2カ月ぶりのマサイ族

続いて実食してくれたのは、いよいよ注目のマサイ族だ。首都ナイロビから約5時間。“野良(のら)ダチョウ” や、“野良キリン” がいるオフロードをタンザニア国境に向けてひた走り、マサイ族の集落がある「アンボセリ」へ到着した。


私がここに来るのは3回目で、前回訪れたのは、つい先日の2カ月前だ。もはや私にとってのアンボセリは、新宿から上野のアメ横へ買い物に行くような感覚である。それはさておき、出迎えてくれたのは私の親友のマサイ戦士「ルカ」と、過去最大数のマサイ族たち。

恒例のマサイジャンプや歓迎の儀式もそこそこに、さっそく赤いきつねと緑のたぬきを試食してもらうことに。なお、マサイの村には基本的に水がないので、お湯を入れた水筒を5本も用意しておいた。もちろんハシは使えなさそうなので、フォークも持参だ。

まずはマサイ族のリーダー・ルカが、『赤いきつね』をチュルチュルと食べ始めた。スープもグイッと口にして、出た言葉は「……グッド!」の声。他のマサイ族たちも、次々と『赤いきつね』と『緑のたぬき』に興味を持ち始めて、7〜8人は食べていたと思われる。そして、それぞれに評価を聞くと……みな一様に、親指付きで「Good」の高評価!

・即答「赤いきつね!」

また、『赤いきつね』と『緑のたぬき』のどちらが好きかも聞いてみると、かなりの即答で「赤いきつね!」との声があがった。緑のたぬきが好みだという 通(つう)なマサイ族も1人いたが、圧倒的に『赤いきつね』の方が大人気。というわけで、我らが日本の『赤いきつね』は、ライオンをも倒してしまうマサイ族にもバリバリ通用してしまったのである!

・ラストは宿一番のグルメ番長

最後の試食者は、私が宿泊していた宿のシェフ。それも単なるシェフではなく、「ヘッド・シェフ」という最高位の肩書を持つ、この宿一番のグルメ番長だ。なお、そこはかとなく声が志村けんに似ているので、動画は必ず要チェックしてほしい。

それはさておき、キビシイ面持ちで、そばを口にするケニア人シェフ・ロバート氏。最初は無言だったが、『赤いきつね』を口にした──その直後のことだった!!

まさしく「キラリラリ〜ン☆」といった感じで、今まで見たことのないような笑顔を見せたのである! 言葉は不要。このリアクションだけで、何を感じたのか一発で分かるはず! その後、何度も何度も つゆ のダシを確認するシェフ。その度に「ウン、ウン……」と確認しながら、「これマジでウマいわ……」と つぶやくシェフ。この味は……本物だ!

ちなみに、『赤いきつね』のほうが好みであるというシェフだったが、「だが!」と前置きしてから、「緑のたぬきの天ぷらを、赤いきつねに入れたら絶対にウマい」と、まるで本誌の “合体グルメネタ” のような見事なアイデアまで炸裂させてくれた。『赤いきつね』に『緑のたぬき』の天ぷら。これがケニアでのスタンダードになりそうな予感。

ともあれ、『赤いきつね』と『緑のたぬき』は “世界に” 出しても大丈夫。なにせ日本の裏側にあるケニアの人々でさえ、1人も「まずい」と言う人がいなかったのだ。事前に伺った東洋水産の岩野さんの予想は、みごと的中した。

これもやはり、長年にわたり水産物を取り扱ってきた経験とスキルを活かし、カップ麺に合う “だし” へのこだわりを追求し続けているからこそ、『赤いきつね』と『緑のたぬき』は国境を超えても人気なのだろう。『赤いきつね』と『緑のたぬき』の “だし” の実力がここまでとは……恐るべし!

特に『赤いきつね』は鉄板中の鉄板。もしもケニア版を出すのならば、赤色の服が印象的なマサイ族にならって「赤いライオン」にするべき……かも知れない。

参考リンク:東洋水産「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼あらためて渾身の動画をどうぞ!

▼赤いきつねと緑のたぬきinケニア写真館
























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