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羊の毛を刈り繭から生糸を紡いで全て手作業! スーツ1着を始めから作ると10カ月と48万円かかると判明

2015年10月14日

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以前に、小麦を育ててパンを手作りして、ゼロから「サンドイッチ1つを作ると6カ月と18万円かかると判明」という実験的な記事をお届けした。

そして、今度は同じ男性が、羊の毛を飼り、繭(まゆ)から生糸を紡いで、スーツ1着を全て手作業で作るチャレンジに挑んだのだ! 10カ月の月日と48万円もの資金をつぎ込んで作成したスーツは、一体どんな素敵な仕上がりになったのだろうか!?

・ゼロからスーツ作りに挑戦!

‟全ての作り方” を意味する「How To Make Everthing」というYouTubeの番組で、アンディ・ジョージさんは、様々な物を一から作るチャレンジをしている。そんな彼が、今回はスーツ作りに挑戦することになった。

まずアンディさんは、スーツの生地となる綿を摘んで紡ぐところからスタートし、糸を織り機で織って布を作成! 上手に織っているが、きっと織り機の使い方を学ぶのだって時間が掛かったに違いない。そして次は、ウールを手に入れるために牧場に出向いて羊の毛を刈り、ウールを紡いだ毛糸を使い棒針で何やら編み始めた。

・糸を紡いで生地作りに精を出すアンディさん

シーンが代わり、今度は麻をゲットしに農場へ行った彼は、収穫した麻の茎を叩いて繊維を取り出す作業までこなしている! アンディさんの辞書に、‟手抜き” という文字は存在しないのかもしれない。こうして手に入れた麻の糸を織り機で織り、またしても生地を作成していく。

麻の生地が完成したら、お次はシルクである。蚕の繭(まゆ)から紡いだシルクで再び生地作りに精を出し、ここまできたら、布づくりも板が付いてきている感じだ。

・10カ月と48万円かけたスーツの出来はいかほどに!?

スーツ作りに必要な生地が一通り揃うと、今度はレザーをゲットしにハンティングへ! レザーを手に入れるために、自分で鹿を射止めて皮を剥いでしてしまうとは、マジでハードコアだ。

そして、いよいよ揃った素材でスーツの型を取り、縫い合わせる作業に突入だ! 綿はシャツで麻はパンツに使用し、ウールの毛糸はベストへと変身し、全てを着込んだアンディさん。だが、その姿は、とてもではないが堂々と外に出かけられるような恰好ではなかった……。

本人も、「ちょっと足りない材料があったんだよね」と言い訳しつつ、ガックリと肩を落として動画は終了してしまった。

これだけの作業に10カ月と4000ドル(約48万円)もの月日と資金を費やしたわけだが、やはりサンドイッチよりはハードルが高かったようだ。だが、懲りずにアンディさんの挑戦はこれかも続きそうである。

参照元:YouTube
執筆:Nekolas

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