大分県は日本一の温泉地だ。自ら「おんせん県」を名乗るほどなので、どこへ行っても温泉づくし。お風呂大好きな人にとっては、まさに天国といえる。筆者(私)も天国だと思う一人なのだが、まさかグルメでも失神(ヘブン)しそうになるとは思ってもみなかった。
大分のグルメといえば、関アジ、関サバといった海の幸をはじめ、とり天、HKT48・指原莉乃さんの大好物「ふない焼き」など、美味なものが数多い。しかし今、声を大にしてナンバーワンと叫べるのは、今回お伝えする「りゅうきゅう丼」だと確信している。
・大分の郷土料理
大分なのになぜ「りゅうきゅう」と思う人もいることだろう。そこでまずは、名前の由来から説明しよう……と言いたいところだが、調理法が沖縄から伝わったなど諸説があるとかないとか。ハッキリとはしていなかった。
しかし、サバやアジといった鮮魚を醤油や生姜などの入った漬けに浸した「りゅうきゅう」は、とにもかくにも沖縄の俗称を持ちながらも大分の郷土料理。そして訪れた『二代目与一』は、マジのマジでおいしい一品を提供してくれたのだった。
・最高のりゅうきゅう丼と出会う
りゅうきゅうを白ゴマやネギ、シソらと一緒にご飯へのせると、完成となる「りゅうきゅう丼」。ドキドキしながらいざ対面した私だが、出てきた時点でテンションはMAXになった。というのも……
所狭しとアジが敷き詰められいるではないか。なんという贅沢。もう見ているだけでおいしさが伝わってくるほどの姿に、私の脳は揺さぶられ、そして悟った。食べなくてもわかる。これはおいしい。
・失神レベルのおいしさ
……といいつつも、結局は食べるのだが、聞けば寿司飯を使った丼ぶりとのこと。それがオーソドックスなものか知らなかったため、そうなのかと思ったくらいであったが、一口パクリと食べるとおいしさに感動せずにはいられなかった。
関アジもさることながらタレも絶妙。寿司飯との相性も抜群で、あっという間に舌がとろけた。少し気を抜いていたら、失神していたかもしれない。冗談抜きでそれほどのおいしさであった。もはや出会いに感謝するレベルだ。
・単品もアリ
もし大分県を訪れたら、温泉はもちろんだが、海の幸を十二分に堪能できる「りゅうきゅう丼」を食べることをオススメしたい。なお、りゅうきゅうは丼ではなく、単品で食べることも可能。お酒とも合う一品なので、居酒屋などにも置いてあるぞ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 二代目与一
住所 大分県大分市中央町2−3−7
時間 11:00~22:00
休日 第1月曜日、第3月曜日
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼お店の外観。駅からも近い
▼大分を訪れたら絶対に食べるべし!
▼なんという贅沢……!
▼もう一度言おう。大分を訪れたら絶対に食べるべし!