大手コンビニチェーンのおでんの人気具材を食べ比べて、本当に美味しいおでんを決める「コンビニおでん頂上決戦」。気が付けばすでに3回目を迎えている。
たまご・大根はそれぞれセブンイレブンに軍配。僅差でローソンが追いかける格好だ。ファミリーマートはこれまでに2件の店を利用して購入した訳だが、どうも売れ残っている感じが否めずに、成績が良くない。
・牛すじでファミマ汚名挽回となるか?
迎えた第3回目は「牛すじ」である。これまた人気具材のひとつではないだろうか。今回はどこが勝利するのか? ファミマ汚名挽回となるか? ローソンはセブンに勝つことができるのか?
・肉系の定番具材
牛すじは、おでんのなかでも限られた肉系具材である。ウインナーやつくね串などもあるのだが、これらは定番の地位に上り詰めるまでに至っていない。そうすると、牛すじは肉系で唯一の定番人気具材と考えるべきではないだろうか。
なお、セブンの牛すじには地域によって違いがある。今回は東京で購入した商品で比較をしている。各3社の牛すじ価格は以下の通りだ。
ローソン 牛すじ 125円
ファミリーマート 牛すじ串 120円
セブンイレブン 牛すじ串 125円
ほぼ横並びの価格。ファミマだけが5円安い120円で販売している。しかし、問題はやはり味だ。たまご・大根に比べるとフォルムはそれほど問題ではないかもしれないのだが、比較点の対象にしている。
・おでんの牛すじの採点(色・フォルム・味 各5点満点で採点)
ローソン 色5点 フォルム4点 味4.5点
ファミリーマート 色5点 フォルム4点 味3.5点
セブンイレブン 色5点 フォルム4点 味4点
・色、フォルムは横並びに
今回は、外観での見極めが厳しく、ほぼ差がないと判断した。したがって、色・フォルムは同一点で横並びとしている。フォルムが5点でないのは、私の気まぐれだ。ひょっとしたら驚くほど美しい牛すじが、どこかにあるかもしれない。期待を込めて4点にとどめている。
・食べるとわかる肉質の違い
問題は味だ。見た目は似通っているが、食べてみると味の違いは明白。肉質が違うのである。噛んだ時の食感が一番頼りなかったのがファミマ。3つのうち、もっとも肉質がしっかり感じられたのがローソンであった。したがって、今回は常勝のセブンをしのぎローソンの勝利となったのである。
・複数店を対象とすべきか
セブン・ローソンは、たまごの時と同じ店を利用している。ファミマはたまご・大根の時とはまた違う店を選んだのだが、今回のような結果となった。もしかしたら、各コンビニの複数の店舗を対象に調査をすべきなのか? 今後、食べ比べの仕組みを変えた方が良いのかもしれない。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼今回のコンビニおでん頂上決戦は牛すじ。ローソン
▼ファミリーマート
▼セブンイレブン
▼見た目の違いはほとんどないのだが、食べると肉質の違いが鮮明。もっともしっかりとした食べ応えを感じられたのはローソン
▼ローソンはしっかりとした噛みごたえ
▼ファミマは頼りない食感
▼セブンは2社の中間といったところか
▼う~ん、ローソン・セブンとファミマの間には、かなりの距離があるのかなあ