自分は大丈夫。そう思っていると、いつの間にか大切なものを盗まれているのがスリである。近年は防犯カメラの増加からか件数が少しずつ減少しているものの、まだまだその被害は後を絶たない。
人間は何かに注意を払うと、別のものが疎かになる傾向にある。そしてその盲点を突くのがスリだが、海外で一切無駄のない動きから盗みを働く瞬間が激撮されたので、注意喚起も込めてお伝えしたい。
・一瞬にして盗み取る少年
YouTubeにアップされた動画「Dreister Taschen-Diebstahl in Senden」では、少年がおばあちゃんの隙を伺い、犯行に及ぶまでを確認できる。一見、へっぴり腰のように見える少年。しかし、よく見てみると、計画的犯行なのがわかる。
少年は買い物客を装ったかと思えば、商品をわざと落としてターゲットの気をそらす。計ったかのように死角に入り続け、最終的には気づかれないうちに金品を盗み取ってしまうから驚きだ。へっぴり腰もそのための布石。まさにプロの犯行である。
・正しい道を歩んで欲しい
スリは絶対に許すことのできない行為だが、ましてや74歳と年配のおばあちゃんを狙うとは、卑劣極まりない。カメラにはバッチリと少年の顔が映っているため、一刻も早い逮捕が望まれる。
・スリは身近な犯行
以前、世界でも屈指の腕を持つと言われるスリ師のアポロ・ロビン氏が行った公演をご紹介したが、スリ師は思わぬ角度から注意力を操ってくるものだ。身近な犯行だけに、どうか皆さんも気をつけて欲しい。