先日、台湾で巻き起こったセクシー女優・波多野結衣さんの交通カード騒動。波多野さんの顔がプリントされた交通系ICカードが2015年9月1日に発売される予定だったのだが、ネットユーザーから「どう見てもAV」と指摘が入ったのだ。
確かに、カードに使用された写真は2014年に発売したAV作品のジャケットに酷似! 回収、そして謝罪会見まで開かれた。カードは新たにデザインされるはずだったのだが、ここに来て、事態は一転!! 発売となったのだ。しかもマッハで完売したというのである。
・セクシー女優の交通カードが発売決定! → 光の速さで回収決定
波多野さんがプリントされた台湾北部の交通カード「悠遊カード」。もともと、波多野さんカードは、優しく微笑む「天使版」と艶っぽい表情の「悪魔版」の2枚セットで、合計1万5000セットの販売が予定されていた。こちらは、売上が全額寄付されるチャリティ商品である。
……がしかし! ネットユーザーから「天使版」の写真が過去のAV作品のパッケージと同じという指摘が入り、回収騒動に発展したのだ。
写真は日本側から提供されたものだそうで、著作権的には問題ないとされている。しかし、反対の声を受け、急遽「天使版」のデザインが変更されることが発表された。また、大手コンビニ各社等が販売を拒否。流通経路すら絶たれてしまい、販売が危ぶまれていたのだ。
・突然、デザインはそのままで発売と発表!
それが、2015年8月31日に事態は一変。悠遊カード側が、旧デザインのまま、9月1日0時より販売を開始すると発表したのだ。ただし! 台北市長・柯文哲(か・ぶんてつ)氏の「公開販売は許可しない」「事態を早く収拾するように」という指示のもとである。ということで、電話予約のみではあるものの、ついに販売が決定したのだ!
・マッハで売り切れる
電話受付時間は9月1日の夜中の0時からであったが、電話が殺到。何回かけてもつながらない状況のなか早朝4時すぎには完売してしまったのだそうだ。そして、ネット上では購入できなかったファンの悲しみの声があふれている。誰だよ、波多野さんが台湾で無名だって言った奴は!?
元々、波多野さんは台湾No.1モデルのリン・チーリンさんに似ていることから、台湾のファンから「小リン・チーリン」と呼ばれ、台湾進出をしているセクシー女優のなかでは有名だ。しかし、騒動後、波多野さんの名は一般にも広く浸透したのではないだろうか。
また、騒動に対し、波多野さん発した「「私がAV女優であるため、善意あるイベントに協力し、貢献できないのでしょうか」というコメントが感動的だと話題になっている。
そのうえ「職業のイメージとは何なのか」と、ちょっと真面目な話題にまで広がりを見せている。たった1枚のカードの回収騒動がここまで大きな広がりを見せるとは……。いま、波多野さんは、台湾で一番有名な日本のセクシー女優と言えるのかもしれない。
参照元:ET Today、Apple Daily [1]、[2]、[3]、今日新聞網(中国語)、YouTube
執筆:沢井メグ