日本の学校給食は、栄養バランスとカロリーが計算されたハイクオリティな内容の食事となっている。なので、親御さん達は安心して、子供達に給食を食べさせることができるのではないだろうか。
世界においても学校給食は、しっかりと栄養を考えたメニューが登場するのが一般的だが、そんな世界中の給食を、アメリカの子供達が試食! なかでも日本の給食への反応が気になるところだが、その様子は、動画「American Kids Try School Lunches from Around the World」で確認できるぞ!
・アメリカの子供達に世界の給食を食べさせたら……!?
動画に登場するアメリカ人の小学生7人が試食したのは、スウェーデンと日本、キューバとフランス、ケニアとアフガニスタンの給食だ。いかにもエスニックに富んでいそうな国々の給食を食べて、子供達は一体どんなリアクションを示すのだろうか!?
・日本の給食には「箸が使えないの」とのコメントが!
筆者は、日本の給食がどんなメニューなの興味深々だったのだが、出て来たのは、カレーうどんとコロッケらしき揚げ物に、野菜をマヨネーズであえたようなサラダ。
「こんな給食が日本であるんだ~!」と驚きながら見ていると、子供達は日本の給食を目の前にして固まっている。まず、「お箸が使えないの……」と躊躇する子もいれば、「見た目がひどいよ。こんなの絶対に食べない!」とのコメントが飛び出し、手を付ける前からかなりネガティブな反応。
とりあえず、全員が箸を使ってうどんを食べるのに四苦八苦している様子だったが、「まずい!」という言葉を発する子はゼロで、少しあいまいな反応。最後に、「日本人で知っている人は?」と聞かれた少女が、‟トム・クルーズ” と答えたのには笑ってしまった。どうやら、映画『ラスト サムライ』のことを言っているらしい。
・好評だったのはフランスとケニア!
そして、子供達に人気だったのがフランスの給食で、ブリーチーズやフランスパン、魚のソテーが出て来て、見るからにオシャレ! 「フランスって何でもファンシーね」と感想を漏らす子もいて、なかなかの高評価だった。このほか、ケニアの豆とトウモロコシのチリ料理も人気で、一方で不評だったのがインドの給食。塩入りヨーグルトドリンクのチャスに、全員が顔をしかめていた。
なかでも、特に好奇心をそそられたのがアフガニスタンの給食だ。皿に載った大きな四角い塊は、ハイエネルギー・ビスケットと呼ばれる食べ物で、900キロカロリーもあるのだとか。「これなら、ほとんど毎日でも食べられる!」と子供達にも大好評だったので、かなり美味なのは間違いないだろう。
日本の給食への反応がイマイチだったのが少し残念だが、一般的に子供はエスニック料理が苦手なものだ。なので、彼らが大人になったら、同じ物を食べても違うリアクションが返って来そうである。