太陽と共に起き、太陽と共に眠る。それが自然な人間の姿だと言われても、21世紀のこの世の中。誰もが、そのような牧歌的な生活を送れるわけではない。今日だって、多くの人が真夜中にお仕事をしているのだ! みなさん、お疲れ様です!!
ということで今回は海外サイト Reddit に寄せられた、コンビニやガソリンスタンドなどの「夜勤中に起こった変な出来事 10選」をご紹介ちゃうぞ! 夜勤で働く人なら似た様な目にあっているかも!?
その1:「地獄は、本当にあるんだよ」
アメリカのニューハンプシャーのガソリンスタンドで働いているわ。治安がいいところだから、変なことはあまり起こらないけど、チョット退屈かな。でもある晩、1人の初老の男性が店の売店にやって来たの。
背が低くて、カーキのパンツにシャツという普通の格好をしていた。私はいつも通りに「いらっしゃい。調子はどうですか?」なんて世間話をしていたんだけど……その男性がとつぜん私の手を掴んで、目をジッと見つめながらこう言ったの。「いいかい。地獄は本当にあるんだよ。もう悪魔がお前さんの手を握ってるんだ。気を付けなさい」。
その2:ポテトチップス ピクルス味
私はコンビニで夜勤の仕事をしている。たまに店の “ポテトチップス ピクルス味” が売り切れることがあるんだけど、そうなるともう大変! “ポテトチップス ピクルス味” を求めた酔っ払いたちが悪態をつくわ、物を壊すわ、会社に電話するように迫るわで手が付けられなくなるんだよね。なんで酔っ払いって、あんなにピクルス味のポテトチップスが好きなの!?
その3:卵1ダース
僕がたまたま店で、客として目撃したことだ。あれは1996年のセブンイレブンでのこと。1人の男性客がカウンターで「6個入りの卵はあるか?」って聞いたんだ。すると、もう働き過ぎでヘロヘロって感じの店員が「あるよ。でも12個入りの卵しかないよ」って答えたんだ。
客は「6個でいいんだ」と返答。でも店員は「いいや12個じゃないと売らない!」と言い張ったんだ。すると客は12個入りの卵を買って店から出て行った……そして店の窓に向かって、6個の卵を投げつけて去っていったのさ。
その4:ハンバーガー4つ
オーストラリアのファストフード店で働いている。ある夜、1人の女性が4つのハンバーガーを注文してきた。でも「レタス以外は、何もいらない」と言われたの。バンズすら、いらないってね。だから私は、「なら、トッピングとしてレタスだけを購入されたらいかがですか? それだとずっと安くなりますよ」とオススメをした。
けれども彼女は「ハンバーガー4つ。でもレタス以外はすべて抜いて」というオーダーで購入したいと主張。その通り、買って帰っていったわ。
その5:1時間に10回も行き来する客
コンビニで働いている。ある晩、1時間に10回も店にやって来ては去っていく男性客がいた。そして10回目にようやくタンポンをもってカウンターの所にやってきたんだ。僕が「大変そうですね」と話しかけると、彼は「そのことは、本当に話したくないんだ」と言っていた。
その6:ダンゴムシ・ガールズ
洋服屋さんで働いていたときのことよ。ある晩、スタッフ全員で閉店作業をやっていて、店長がチェーン式のゲートを下ろしかけたとき……2人の若い女の子がアクロバティックにそのゲートの下に滑り込んできたの。まるでアクション映画のワンシーンみたいな勢いでね。
そして「ねえ、パンツ売ってる?」と周りを見渡す女性たち。彼女たちはすぐにパンツが売っていることに気がついたんだけど、とたんに「あああああ! もう閉店の時間なのね! イヤだ、みんな帰りたいわよね!」と叫ぶや否や、またゲートの下をゴロゴロって転がって去っていったの……。私たちはとっても混乱して、ポカンと残された。店が、彼女たちにつけたあだ名は『ダンゴムシ・ガールズ』。
その7:強盗
弟はガソリンスタンドで働いているんだけど、ある晩、レンガ1つだけで「金を出せ!」って脅してきた強盗がいたんだって。
その8:血を流していた男性
午前3時、店で働いていたら、若い男が入ってきた。どう見ても未成年の彼は、傷だらけで血をダラダラ流していた。僕と同僚は、「救急車を呼ぼうか?」と申し出たけど、彼は断ってきた。店の方針では、助けを求めない人に、勝手に救急車を呼んではいけなかったんだ。
しばらく彼はそのままでいたんだけど、僕たちは見ていられなくて、今度は「警察を呼ぼうか?」と申し出た。すると彼はもっと焦った様子を見せた。きっとどこかの刑務所から逃げてきて、警察も救急車も呼べなかったのかもしれない……。
その9:唐揚げ食いてえ!
もう20年前くらいに、コンビニで働いていたときのことだ。カウンターの横に、唐揚げとかフライドポテトを入れておく、惣菜カウンターがあるだろ? 俺が働いていたコンビニにもあったんだけど、その夜はもう、どの商品も売り切れだったんだ。閉店間際だったし、片づけ作業を進めていた。
すると1人の男の客がやって来て、唐揚げを注文してきた。俺が、もう売り切れたことを告げると、彼は店の中をウロウロし始めた。多分、代わりになる商品を探していたんだろう。けれど、またカウンターの所に来ると、ナイフを俺に突き付けて、「唐揚げを作らないなら刺すぞ」と脅してきたんだ。
俺はとってもビビったけど、でも本当に唐揚げ自体が品切れだったから、どうすることもできなかった。彼にそのことを説明して、冷蔵庫の中まで見せた。男はクルリと背を向けて「本当にないんだな」と言うと外に出て行った。
その10:トイレにて
ある日コンビニの夜勤に入っていたとき、「店のトイレを貸してくれ」って言うおじいさんがやって来た。「どうぞ」と言うと、おじいさんは「ちょっとお腹のトラブルで、長くトイレにこもりそうだ。暇つぶしに雑誌を1冊貸してほしい」ということで、雑誌を片手にトイレに入っていった。
それから2時間が過ぎてもおじいさんは出てこず、僕も彼のことをすっかり忘れてしまっていたんだ。そこに僕のガールフレンドが店にやってきて、トイレに入っていった。けれども、おじいさんは個室に鍵をかけ忘れていた。そう、彼女は “ムスコ” を片手に雑誌を読みふけるおじいさんの姿を見ることになったのだった……。
参照元:Reddit (英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.