夏が来ると断然食べたくなるのが、かき氷である。そのかき氷について、最近ネット上である話題が注目を集めている。それは、かき氷のシロップについてだ。かき氷のシロップは種類を問わず原材料が同じで、着色料と香料の影響で味が違って感じるらしいのだ。
・目隠し+鼻つまみで同じ味に感じる?
ということは、目隠しをして鼻をつまめば、その影響がなくなるから全部同じ味に感じるのではないだろうか。そこで実際に目隠し + 鼻つまみでテイストテストを行ってみたぞ! その結果意外な事実が判明したッ!
・4種のシロップで検証
今回検証のために使用したシロップは、いちご・レモン・ブルー・抹茶の4種である。これらを紙コップに入れて、被験者は目隠しをしたうえで自分で鼻をつまんで飲んでみたのである。あらかじめ、確認していたこととして、抹茶シロップは原材料に抹茶が入っていたので、すぐにわかるであろうことは理解していた。
そのうえで被験者に任意の紙コップを渡して、何味と思うかを回答する形式をとった。以下はその結果である。
・かき氷シロップのブラインドテイストテスト
佐藤の場合
「いちご」を飲ませる → 「レモン」と回答
「レモン」を飲ませる → 「ブルー」と回答
「ブルー」を飲ませる → 「いちご」と回答
「抹茶」を飲ませる → 「抹茶」と回答
Yoshioの場合
「抹茶」を飲ませる → 「抹茶」と回答
「いちご」を飲ませる → 「レモン」と回答
「レモン」を飲ませる → 「いちご」と回答
「ブルー」を飲ませる → 「ブルー」と回答
上記の通り、被験者の佐藤・Yoshioともに、レモンといちごを混同してしまっている。ちなみにレモンにはレモン果汁が入っていたのだが、レモン果汁が味覚に与える影響は乏しかったようだ。
・本当に味の違いがわからない
もしも「そんな訳ない!」と思う人は試してみて欲しい。目隠しして鼻をつまむと、レモンといちごの違いが本当によく分からなくなる。やはり着色料と香料の影響は強いのではないだろうか。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24