いきなり2015年6月30日の真夜中から、アップルの「iOS 8.4」が提供開始となったわけだが、とりあえず様子見という人も多いだろう。だが、まず最初に断言しておきたい。これはスゴイ! 音楽ファンなら狂喜乱舞することマチガイナシ!
というもの、当の私(筆者)も、何の期待もしないまま、とりあえず “人柱” になるつもりでアップデートしてみたところ……何これスゴい! 何がスンゴイって、音楽アプリ「ミュージック」が、とてつもなくスッゴイ強力な進化を遂げていたのだ!!
・3カ月間は無料で数百万曲の音楽が聴き放題
今回の「iOS 8.4」最大のウリは、なんと言っても「Apple Music」である。月額980円で数百万曲の音楽が聴き放題! しかも3カ月間は、なんと無料で “お試し” ができる!! 音楽ファンなら試さない手はないだろう。さあ、私と一緒に登録だ!
・革新的な音楽サービス Apple Music
まずは iOS 8.4にアップデート。容量は218MBで、「革新的な音楽サービスであるApple Music」が含まれているという。まったくもう、“革新的な音楽サービス” だなんてアップルも大げさなやっちゃなァ……と思ったが、その言葉にウソはなかった!
そのほか、iBooksの改善とバグ修正も含まれているとも書いてあるが、そんなことはどうでもいい。ともあれ、Wi-Fi環境で数十分かけてアップデートしてみると……
なんだ、あまり変化ないジャン……と思いきや、「ミュージック」アプリのアイコンが大きく変化している。以前までの赤フンドシみたいな色をした野暮なアイコンが、清潔感あふれるリボン付きの白パンティ的なアイコンに生まれ変わっているではないか!
なんてサワヤカなアイコンなんだ……。はやる気持ちをおさえつつ、その “白” をポチっと押してみると……キタぞコレ! いきなりオーディエンス大熱狂! しかも「3千万を超える曲数」が「3カ月無料トライアル」なんて魅力的なことが書いてある!
ちなみにプランも2通り用意されており、「月額980円の個人」と「月額1480円で最大6メンバーが仕様できるファミリー」から選択可能。なお、3カ月無料トライアル期間が過ぎたら自動的に課金される仕組みになっているが、最初から “自動更新” をオフにしておけば心配無用だ。そのやり方は、次ページの最後で紹介するので、とりあえずは落ち着いて “革新的な音楽サービスであるApple Music” の流れに身を任せてみよう。
いきなり「iCloudミュージックライブラリを有効にできません」と表示されてビビるが、あとあと設定すればなんとかなると書いてあるので気にせずGO。すると……なんだかフニュフニュした面白い画面が表示された! どうやら Apple Music は私のお気に入りジャンルを知りたいらしいので、熟考しながらポチリと選択。
そして「次へ」を押してみると──!! 今度は「気になるアーティスト」が表示された! もしも、この画面の中に好きなアーティストがいない場合は「他のアーティスト」を押せば、続々と他のアーティストも表示される。ともあれ、いろんな自分の好みを Apple Music に教えて「終了」を押せば準備OKだ。
そんなこんなで、新しいミュージックアプリに用意されている機能は……「For You」「New」「Radio」「Connect」、そして以前と同じ「My Music」の計5つ。どれもこれも驚きの進化、まさに “革新的” といっても過言ではない楽しさに満ちあふれている。それぞれの詳しい機能は、次ページ(その2)で徹底解説してみたい。ビビるぞ!
参考リンク:Apple Music
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
【Apple Music】iOS 8.4にアップデートしてみたら「ミュージック」アプリがスゴイことになってた!(その2)
その1:For You
まず最初に紹介するのは「For You」だ。先ほど「これでもか!」と自分の好みを Apple Music に教えただけに、まさしく “For Meな曲” が “これでもか!” と表示される。どれもこれも聴き放題! しかも特定ジャンルの「ベスト・オブ」を解説付きで表示してくれたりもするのだ。これは勉強になる! だが、それよりなにより……
たしかに好きなアーティストは教えたが、私がトリップホップ好きだなんて……なぜ知っているんだ Apple Music! 好きなジャンルやアーティストは教えたが、「トリップホップ」とは一言も言っていないのに! ともあれ、知らない曲もあったりして、実に楽しい For You 機能。新たな音楽世界が広がること請け合いである。
その2:New
こちらは読んで字の如し「New」な曲、すなわち新着のミュージックだ。もちろん日本のアーティストも入っているぞ! さらにさらに、特定のシーンに使えそうなプレイリストまで用意されているのだ。たとえば「真夜中のランニング」など。もしも真夜中のランニング時に聴く曲に困ったら、Apple Musicさんのチョイスにまかせてしまおう。
その3:Radio
個人的に嬉しかったのがこの機能。iTunesでの「インターネットラジオ」をよく使っているので超期待していたのだが……インターネットラジオとは、ちょっと違った! あらかじめ「特集ステーション」が用意されており、特にステーションを指定することもなく、再生したら曲情報付きで音楽が流れる──といった機能であった。だがしかし!
もしも、このRadio画面に表示されていないジャンルのラジオが聞きたければ、虫眼鏡マークの検索機能を使えば問題解決。たとえば「8Bit」で検索してみると……出るわ出るわ、いろんな結果が! 検索ワードに準じたステーションが表示されるだけではなく、ベスト・オブなプレイリスト、曲やアルバム、アーティストまでヒットする。どれもこれも聴き放題! こいつは世界が広がるぞ!!
その4:Connect
こちらの機能は、TwitterやFacebookで言うところの「フォロー」と同じだ。特定のアーティストやクリエイターをフォローすると、曲やアルバム、PVまでもがズラズラっと表示され、どれもこれも聴き放題の見放題!
すべてのアーティストが登録されているわけではないが、有名どころのアーティストならバッチリOK。ちなみに先ほど選んだ「気になるアーティスト」でチェックしておいたアーティストは、すでにリストに入っているぞ。
その5:My Music
最後は、これまでの「ミュージック」アプリと同じ、“そのiPhoneなりiPod、iPadなりに入っている曲を再生する” 機能だ。従来までのインターフェイスとは全く違う画面であり、曲の並び順なども変更されているが、設定をいじくったりして慣れていけば問題ないだろう。
・3カ月無料トライアル後の “自動更新” を解除しておく方法
以上のように、「3カ月間は無料で数百万曲の音楽が聴き放題」で自分の音楽世界が無限に広がる Apple Music だが、3カ月以内に飽きてしまったり、そもそも「絶対にお金は払いたくない!」という人もいるだろう。そんな人は、あらかじめ、3カ月無料トライアル後の “自動更新” を解除しておくことをオススメしたい。やり方は超簡単。
それぞれの機能のトップ画面の左上に表示されているシルエットマークをタップすると、自分のアカウント画面が表示される。ここから「Apple IDを表示」を押して、画面の真ん中より下あたりにある「管理」を押す。
すると、「Apple Music メンバーシップ」なる画面になるので、「自動更新」のバーをオフ側にしておけばOKだ。きちんと確認画面も表示されるが、その際は必ず「オフにする」を選択しておくこと。3カ月使いまくって、“これで980円は安い!” と思ったら、その際にあらためて更新すれば問題ない。それではみなさん、よい音楽の旅を♪
参考リンク:Apple Music
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼ちなみに私はiPhone6で検証。なお、こういう画面のハートマークを押すと……
▼ラブしました(笑)
▼転送量を気にせず使うにはWi-Fi環境の方が良いだろう