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たくさんのお金が駅で目の前にあったらどうする? 「余裕がある人は寄付を」「必要な人はお金を持っていって」

2015年6月23日

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お金にまつわる価値観は人によって全く違う。「出来るだけ節約して、恵まれない人に寄付をする」人がいる一方で、「稼ぎまくったお金は、全部自分のモノ」だという人だっている。さて、お金に関して、あなたはどのようなタイプだろうか?

そんな人と金の奥深い関係の一端を垣間見ることができる実験が、アメリカで行われた。駅構内に「無数のお金が貼られたボード」が出現し、そこには「余裕がある人は寄付を」「必要な人は、お金を持って行って」と書かれていたのである。むき出しのお金を前に、人々はどのような行動をとったのだろうか? 動画『Give What You Can, Take What You Need』でチェックだ!

・“たくさんのお金” を前にどう行動する?

今回、実験が行われたのは米ロサンゼルスのセントラル・ステーションでのこと。日夜多くの人でにぎわう主要ターミナル駅に、突然、無数のお金が張り付けられた1枚のボードが設置された。そして、こんな言葉が添えられている。「余裕があるなら寄付を、必要ならばお金を持って行ってください」。

そう。余裕のある人は、自分のお金をボードの上に残して「寄付」をし、お金が必要な人はボードの上からお金をもらっていく、という仕組みのようだ。

・興味深そうに参加する人々

この社会的実験に対して、人々はどのような反応をみせたのだろうか? ということで動画を見てみると、まずスマホや携帯で写真を撮りまくる通行人たち。確かに、こんなの見たことがないからね。

そして実際にお金を貰っていく人に、お金を寄付してく人が次々と登場。「ありがとう!」とカメラに向かって告げ、何枚もお金をとっていく若い男性。ギュッとお金を張り付ける初老の男性や、お母さんからお金をもらってお金を寄付する子供たち。あ、警察官たちも参加しているぞ!

・実験主催者「人々に “愛情のおすそ分け” を感じてほしかった」

貼られていくのは、1ドル札から20ドル札までと幅があるが、どうやらお金を受け取る人よりも、お金を寄付する人の方が多そうだ。しかし、なぜこのような実験が行われたのだろうか? 今回の実験を行ったグループ『The Toolbox』の主催者テイラー・ブリッジズさんはこう話すのだった。

「人生では、他者の助けを必要とする日もあるし、他者の助けになる日だってあります。私たちは、人々に “愛情のおすそ分け” をすることを、思い出してもらいたかったんです。お金を寄付するとき、人々は笑顔でした。他者になにか与えると同時に、自分も何かを受け取っているんです」

BGM も雰囲気も温かいこの実験動画は、あなたをどのような気持ちにするだろうか? ちなみに動画には、ウィンストン・チャーチルのこんな名言が引用されているのだった。「人は得るもので生計を立て、与えるもので人生を築く」。

参照元:YouTubeHealthToday(英語)
執筆:小千谷サチ

▼日本でやったらどうなるのかな?

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