ロケットニュース24

喫煙者は数少ない喫煙所をもっと大事に使うべきではないか / あるタバコ店の貼り紙を見て思うこと

2015年6月7日

chuigaki

私(佐藤)はタバコを吸う。そんな私が言えることではないかもしれないのだが、喫煙者のマナーは良くないと思う。すべての喫煙者がそうだとは言わない。しかしマナーのひどい人は目に余るものがある。せめて喫煙場所をキレイに使う心がけを持っていても良いと思うのだが、一部のマナーを守らない人がいるため、灰皿はドンドン撤去されることになってしまうのだ。

最近街で見かけた、タバコ店の配慮についてお伝えしたいと思う。このお店には店頭に灰皿があり、敷地内で喫煙することができる。そのお店の店主は、本当はきっともっと力強く訴えたいはずなのに、喫煙者に配慮して灰皿をキレイに使うようにと、こう伝えている。

・あるタバコ店の灰皿近くにあった貼り紙

「お早うございます アッと言う間に初夏、梅雨となり季節の移り変わりが早いですね 暑さに向かい体調を整えて頑張りましょう 灰皿をきれいに使って下さい 店主」

・本来ならキツく言いたいはずなのに……

言いたいのは最後の一言に違いない。しかしそれだけを訴えるわけではなく、季節の挨拶と共に利用者への気遣いの言葉をつづっているのである。実はこの近所にある別の灰皿付近には、「灰皿を汚す行為は器物損壊です」と厳しい言葉の貼り紙がある。本来ならこのくらいの厳しい言葉をつづりたかったと思われる。でも、そうは書かなかった。

・情けない

過去にひどい汚され方をしたのかもしれない。それでもグッと堪えて、熟考した末にこれらの言葉を選らんだのではないだろうか。灰皿を置いてくれているタバコ店に、こうまで言わせるとは。甚だ喫煙者として情けない気持ちになってしまう。

・大事に考えるべき

喫煙者はマナーを守るように心がけよう。広い喫煙所があるのにその場所から出てしまっていたり、灰皿があるのに、足元に吸殻を捨てたりする行為をよく見かける。汚すことが目的ではないはずだ。限られた場所を、もう少し大事に考えるべきではないだろうか。

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼店主の気遣いがうかがえる文章だ

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