誰もが夢中になって遊んだ! でも今では忘れられてしまった!! そんなゲームを紹介するのがこの企画「懐かしのゲームレビュー」のコーナーだ。今回はテクモから発売されていたファミコン用ソフト『マイティボンジャック』である。
このソフトは今から29年前の1986年に発売されたアクションゲーム。数々の名作を世に送り込んだテクモ(現・コーエーテクモゲームス)のファミコンソフト第1弾として知られるが、「マジでクリアできる気がしねぇ……」という超難易度に、当時の少年たちは心を折られ続けていた。
・謎の「拷問部屋」
ゲームの概要としては横スクロールのアクションゲームである。主人公のジャックは世界に平和を取り戻すため、その驚異的な跳躍力を活かし戦うのだが、ジャック自身には跳躍力しかなく、あとは全てアイテム頼み……というお茶目さを持っていた。
ジャックは落ちている「マイティコイン」を拾い、全身を青・緑・オレンジに変えて様々な能力を手に入れる……のだが、コインを取りすぎると「拷問部屋」に強制移動という、謎のシステムが待っていた。
さらに謎なのは「拷問部屋」での仕打ちで、コイン没収の上、ひたすら50回ジャンプしないと脱出ができないルール。当時の子供たちは、頑張って集めたコインを没収される理不尽さプラス、無意味な50回ジャンプを泣く泣く繰り返していたのだ。
・信じられないほど難しい
また『マイティボンジャック』は、超高難易度ゲームとしても有名である。数々の隠しアイテム、絶対に一発じゃ辿り着けない隠し部屋、入念に隠された重要アイテム、容赦ない敵たち……など、筆者はマイティボンジャックをクリアした人を見たことがない。
とはいえ、爽快なジャンプや、スピーディーなアクションの完成度は高く、人気のゲームであったことに違いはない。筆者もプレイしてみたが、5分間は超楽しく……10分で心が折れた。初心者にはオススメしないが、当時プレイしてた人ならば楽しめることだろう……5分だけは! 機会があればぜひ、圧倒的な難易度を体験していただきたい。
・今回プレイしたゲーム
タイトル:マイティボンジャック
発売元:テクモ
購入価格:800円
評価:☆☆☆☆☆★★★★★
一言コメント:「難易度はメチャメチャ高かったが、操作性は良かった。今でもジャックはフィギュアになるなど人気がある」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼テクモの、マイティボンジャックだ。
▼あー、はいはい。こんなんだった。
▼ジャンプアクションは爽快さ抜群!
▼そうそう、体の色が変わるのよね!
▼もう難しい……結局ステージ2でギブアップ。
▼難易度はメチャメチャ高かったが、記憶に残るゲームであったことに違いはないぞ!