【オトナ買い注意報】ミニチュアフィギュア「ぐでたまな一皿（ひとさら）」のユルさがたまらない / コンプしたくなるクオリティ

日本人は疲れているのだろうか？　このところ、しずる感ただようユル〜いキャラが何かと人気だ。『ねこあつめ』も然りだが、もう一つ見逃せない存在がある。それが『ぐでたま』だ！　「たれぱんだ、リラックマに続く脱力キャラは、たまごか……。」

そんな冷めた目で静観していた私（筆者）だが、先日とある “ぐでたまグッズ” が手元に舞い込んできたのを機に、なだれ込むようにその魅力にハマっていってしまったのである。疲れているのだろうか……。いや、そんなことはどうでもいい。可愛いのだ。とにかく可愛いのだ！　どう可愛いのかは、以下でじっくり述べようと思う。

・生たまごレベルにユルい

『ぐでたま』ちゃんは、キティさんでお馴染みのサンリオのキャラクターであり、公式サイトのプロフィールによると、2013年生まれのようだ。ゆでても焼いても生でも、調理方法は問わないが、とにかく「ぐでぐで」で、やる気がないたまごらしい。

これから食べられるのに、やる気もなにもあるか！　というツッコミは無粋だ。だってこの『ぐでたま』ちゃんのぐでりッぷりを見たら、こちらまでふにゃあ〜と力が抜けて夢いっぱい、胸もいっぱいになってしまうのだから。

・グッズがとにかく秀逸

この『ぐでたま』ちゃん、グッズが何かと秀逸である。どう秀逸なのかというと、食べ物……正確にはたまご料理と見事に同化してしまう点。そして、その秀逸さが顕著に表れているのが、「ぐでたまな一皿（ひとさら）」という商品だ！　この商品で、ぐでたまちゃんは寿司になったり、たまご焼きになったり、納豆と絡んだり、たまごかけごはんになったりと、ゆる〜い魅力を惜しげなくアピールしまくっているのだ。

この「ぐでたまな一皿（ひとさら）」は、1個450円（税抜）と、若干お高め設定。しかし！　パッケージを見ると「どれでもいいから1個ほしい……！」と、つい思わずにはいられないキュートさ。誘惑に負けて1個購入してみたのだが……。ヤバいぞコレ。クオリティがハンパないパターンのヤツや！　

・1個買うと術中にハマる愛らしさ

出てきたのは、“たまごの握り” 。まるで小学1年生のランドセルのように、体に不釣り合いな大きさのコメを背負っている姿が健気で可愛いすぎる。顔はもちろんぐったりと生気が抜けている。この、「やる気のなさ」がたまらないのだ。

そして、とにかく作りがリアル。この『たまご寿司』ひとつをとっても、とにかくディテールが凝っている。所々茶色くコゲていたり、たまご焼き特有の「す（気泡）」が入っていたり。海苔の質感も見事に再現されている！　こんな職人の技を見せつけられちゃ正直たまらんのである。他にももっとほしいのである。

・大人買い推奨商品

私は再びお店を訪れた。しかし、すでに1個を入手済みなので、「ダブり」のリスクに想いを馳せた。ダブりは本当にガッカリだ。しかもこういう時に限って、まだ1個しか入手していないにもかかわらずそれがダブるという、お呼びでない奇跡まで起きたりすることもあるのだ。

そう思いつつ、箱をカサカサ……と小さく振りながら視線をズラすと、ある字面が目に飛び込んできた。──それはッ！　「このシールが付いている箱はオトナ買いで全種類のアイテムが揃います」の文字。なんとコレはッ……‼︎

・売り手も買い手も傷つかない販売方法

なるほど……消費者の心理をよくわかっていらっしゃる。ダブりがいかに「おとといきやがれ」な現象か、メーカー側も心得ているのだ。「ダブらせはしない。だが代わりと言っちゃナンだが、全種類買ってもらうぞ。どれが目当てかわからんしな……」こんな声が聞こえたような聞こえないような。とにかく、「ムダな買い物はさせない。お互い一発でキメようぜ」という、両者ウィンウィンな販売方法というわけだ。その提案……、のった‼︎

・結局乗っちゃった

そんなこんなで私は、大人の悪い癖「お金にモノを言わす」の技を繰り出してしまった。そして結論は、後悔していない。なぜならマジで全部可愛いからだ！　勢揃いした色んな料理に扮した『ぐでたま』ちゃんは、眺めているだけで癒される。買い方の都合上たまご寿司こそダブってしまったが、なんのそのだ。

ケース買いで3600円（税抜）。単品買いの1個と総額で4000円弱。癒しの対価としては、まあまあだ。1個で買うもヨシ、勢いでオトナ買いするも一興だ。疲れている人は一皿（ひとさら）いかがだろうか？

参考リンク：サンリオ ぐでたま
参照元：ねこあつめ
執筆：DEBUNEKO
Photo：RocketNews24.