ロケットニュース24

ブドウ酒なのに透明な『澄みわたる葡萄酒』がウマすぎる件 / あまりにウマイので赤ワインをろ過して透明にしてみた

2015年4月8日
提供:サントリー

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これ以上にないほど透明で、すっきりとした味わいのお酒と言えば、サントリーの「澄みわたる」シリーズだ。これまでに『澄みわたる梅酒』『澄みわたる柚子酒』の2商品がリリースされているが、2015年3月24日より新たに『澄みわたる葡萄酒』が発売開始された。

葡萄酒、来たーーーー! 待ってました! ということで、早速試飲してみたので、レポートしたい。

・ウマすぎる『澄みわたる葡萄酒』

『澄みわたる葡萄酒』は、500ml 入りで、アルコール度数は10%。まず気になるのは、やはり水のような透明さである。“葡萄酒” と銘打たれているにも関わらず、見た目からして “澄みわたっている” のだ。

次に香りを確かめてみると……はっきりとしたブドウの香りが! なんてフルーティー!! これだけで心地いいくらいである。そして口に含めば、爽やかでスッキリとした口当たりの中に、ブドウの風味がふわ〜〜〜〜っ! まさに “澄みわたる” という言葉がピッタリ!

見た目はほぼ水なのに、ブドウの味わいがしっかりと口の中に残り、どこか不思議。しかし、文句なしにウマい! メチャクチャウマい!! 何杯でも飲んでしまいそうだ。

・市販の赤ワインをろ過すれば澄んだワインが出来る!?

ところで、この透明な葡萄酒、もしかしたら赤ワインをろ過することでも作れるのではないだろうか? ……万が一、市販の赤ワインをろ過することで『澄みわたる葡萄酒』に近い味に出来るのなら、こんなオイシい方法はない! 

これは確かめねば!! ……そこで、赤ワインを購入し、学生時代に習ったことを思い出しながら ろ過装置を組み立てて実験してみた。

・赤ワインをろ過

装置は、砂利、砂、活性炭、ろ紙の4層構造。一番上にある砂利の層に赤ワインを注げば、砂 → 活性炭 → ろ紙 とワインが各層をゆっくりと通過していく。最終的に、完全にろ過された赤ワインが、一番下の受け皿に溜まる仕組みだ。

早速実験してみたところ……ワインを注いでから数分後、受け皿に最初の一滴がポタッ! 来た! 最初の一滴が来たッ! これが ろ過された赤ワインだ! ……と思ったのも束の間、それから数滴落ちてきて、段々溜まっていくッ!

・いざテイスティング!

しかも見たところ無色透明。見た目だけなら、『澄みわたる葡萄酒』と変わらない! これはいけそうだ!! ある程度溜まったところで、ワイングラスに移して飲んでみた。

が……結果を先に言うと、味はほぼ水! ややワインのフレーバーが残っているものの、どう考えても水以外の何ものでもない。

・2種類の蒸留酒が使われている『澄みわたる葡萄酒』

『澄みわたる葡萄酒』と『ろ過した赤ワイン』の勝負、それは言い換えれば、お酒と美味しい水の勝負である。どちらが上か? 答えをあえて言うまでもないだろう。

それにしても、見た目はほぼ同じなのに、なぜここまで違うのか? どうやら『澄みわたる葡萄酒』には、赤ワインの蒸留酒だけでなく、ブドウ果実の蒸留酒も使われているらしい。これがおいしさと香りの秘密なのかもしれない。

しかも、赤ワインの蒸留酒は酸化防止剤無添加の赤ワインが減圧蒸留されているのだとか。一方、ブドウ果実の蒸留酒では、厳選したブドウ果実をホワイトスピリッツに漬け込み、同じく減圧蒸留されているそうだ。

とにかく、ただ赤ワインをろ過して透明にするのとは、比較にならないほどの手間が加えられているのである。

というわけで、間違っても、赤ワインをろ過すれば代用できるなんて、考えるんじゃないぞ! 素直にお店で購入しよう。価格もリーズナブルだから、絶対にそっちの方がお得だ! 間違いない!!

参照元:「澄みわたる」シリーズ
Photo:RocketNews24.

▼こちらが3月24日より発売開始された『澄みわたる葡萄酒』

▼試飲してみたところ、まさに「澄みわたる」という言葉がピッタリ! ウマい!!

▼赤ワインをろ過して “透明なワイン” を作り出すべく 装置を組み立て……

▼上から赤ワインを注ぐ

▼これで “透明なワイン” が出来るはずだ!

▼下の受け皿に溜まってきたぞ!

▼ある程度たまったところでワイングラスに移す

▼色は水と同じだ。透明度合いなら、『澄みわたる葡萄酒』と比べても遜色はない

▼実際に飲んでみると……ほぼ水!

▼『澄みわたる葡萄酒』の圧勝だ! 勝負にならない!!

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