2015年末に開園……と思ったらサラリと延期された中国の「上海ディズニーランド」。その理由は、工事の遅れとも、パークをより充実させるために計画を変更したためとも、諸々の大人の事情とも言われているが、とにかく2016年上半期に開園予定らしい。
建設予定地は、2014年の時点ではただただ絶望の水平線が広がる郊外であったが、工事開始から4周年を迎える4月8日を目前に、2015年年内には完成すると報じられてるぞ!
・2015年内には完成か
もう4年になるのか! 報道によると、ディズニーパーク内及び関連施設は、2015年内には基本的に完成する予定であるそうだ。最近も近いうちにイタリアなど外国からディズニーランド用の苗木が到着すると報じられたばかり。準備も着々と進んでいるもようである。
2016年の上半期に開園と見られているが、具体的な開園予定日はディズニーサイドと中国サイドとの協議で決まるとのことだ。
・チケットは約1万円という噂!
開園日も気になるが、同じくらい気になるのが入園料だ。中国の娯楽施設の入園料は交通費や食費に比べて割高というイメージがあるが、一体いくらになるのだろう。それについて、ある中国メディアは、平日のワンデーパスポートが1枚500元になるのではないか、と報じている。
ご、ごひゃくげん!? 1元=19.30円で計算すると約9700円だ。もちろんレートによって多少変動するが、東京ディズニーランドのワンデーパスが6900円なのを考えるとちょっとお高いような……。この報道に対し、上海ディズニーランドは根拠のない噂であると発表、具体的な価格はまだ決まっておらず、今後、協議の上で決定するとのことだ。
・世界のディズニーパークは40ドルからスタートことが多いらしい
ちなみに、世界中にあるディズニーパークの開園時の入園料はというと、そのときのレートで大体38~40ドルくらいに設定されることが多いという。その “慣例” が適用されれば、上海ディズニーの入園料は245元(約4700円)となる。
そうなれば、上海の大人気遊園地「歓楽谷」の200元(約3900円)、浙江省ハローキティパークの260元(約5000円)と同水準だ。しかし、その一方で、はるかに小さい香港ディズニーの499香港ドル(約7700円)よりかなり安くなってしまう。
今回は慣例どおりには行かないかもしれない。ちなみに、国内旅行経済の権威・上海財経大学の何建民氏によると、322元(約6200円)くらいが妥当な価格ではないかとのことだ。
・ディズニーなら高くても納得?
この入園料については、「ディズニーは一種のブランドなので高くても納得」「入園料を安くしても、グッズや周辺施設で儲かる」「開園時は安く設定して値上げするに違いない」など様々な意見が寄せられている。
入園料が少々高くても、サラっと出す人もいっぱいいそうだなぁ……。いずれにせよ公式発表を待ちたい!
参照元:毎経網[1]、[2]、[2]、中国新聞網、中国証券網(中国語)、香港ディズニーランド
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24