ロケットニュース24

まるで『まんが日本昔ばなし』の世界! 富山の世界遺産「五箇山相倉合掌造り集落」に行くなら今が一番イイッ!!

2015年3月3日

ainokura1

北陸新幹線の開通にともない、石川県金沢市に注目が集まっている。しかし富山県にだって通るんだ! 富山をムシすんな、すげえ観光名所があるんだぞ!! ということで、世界遺産登録されているすごい名所をご紹介したい。

合掌造りといえば、岐阜県大野郡の白川郷を思い浮かべる人も多いと思うのだが、富山県にも立派な合掌造りの集落が現存している。それが世界遺産の「五箇山相倉(ごかやまあいのくら)集落」である。行くなら絶対に今のうちをおすすめする! なぜなら雪が残っていて、景色が最高に美しいからだ。まるで『まんが日本昔ばなし』の世界のようである。

・春の気配は遠い

この集落は高清水山の南に位置しており、周囲を山々に囲まれている。山を越えると景色が一変して、まさに白銀の世界だ。私(佐藤)が訪ねたのは、2月の下旬。もう春の声が聞こえているというのに、ここだけはビックリするほどの積雪が残っており、春の気配する感じることはできない。

・スポットの道は険しかった……

さて車で集落に到着すると、普通自動車の場合、保存協力金という名目で駐車場代を払うことになる。普通車500円、二輪車の場合は100円だ。車を止めて、観光案内施設の真裏にある、「相倉集落全景撮影スポット」という案内板にしたがって、何の気なしに撮影スポットに向かうことにした。軽い気持ちで一歩を踏み出したのだが、道のりはかなり険しかった……。

・驚くほどの積雪

そもそもこんなに雪が積もっているとは思っていなかった。和才記者と一緒に行動していたのだが、180センチに満たない彼の身長をすっぽりと覆い尽くしてしまうほど積もっている。ところによっては、除雪した雪の高さが2~3メートルはあろうかというところもあった。

・滑らない靴で行け

スポットまで徒歩5分とあるが、滑りまくって思うように歩くことができず、滑りやすい斜面を10分以上歩く羽目になってしまった。もしも現地を訪れるつもりの人は、滑りにくい靴をおすすめする。ヒールなどはもってのほかなので注意。

・まるで日本昔ばなし

息を切らせてようやくスポットにたどり着くと、そこから見えた景色の美しさに心底感動した。合掌造りの集落と、雪と山しかない。これぞまさに日本の原風景ではないだろうか。初めて見る景色なのに、どこかで見たような気がしてならないのだ。まるで、まんが日本昔ばなしで見たアニメーションの1コマのようにさえ見える。

・杏さんのCMの撮影場所

ちなみにもっとも駐車場に近い場所にある「民宿勇助」は、女優杏さんが出演しているJR東日本のCMで使われたそうである。囲炉裏を囲んで「ぼちぼち」というアノCMだ。CMで見たのどかな光景を体感できるぞ。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼険しすぎた撮影スポットまでの道のり映像

▼立山連峰は真っ白、あの山の向こう側に五箇山相倉集落がある

▼保存協力金500円(普通車)を支払って、全景撮影スポットへ


▼こんな雪道を5分も歩くのか!?


▼悪路に苦しんだものの、何とかスポットに到着。景色は最高ッ! がんばってよかった!


▼そして集落のなかへ


▼こちらが杏さん出演のJR東日本CMで使われた民宿勇助


▼この囲炉裏で杏さんは「ぼちぼち」と言った


▼二階は養蚕業や生活道具などの資料が展示されている


▼民宿としても営業している


▼おまけ JR東日本のCM

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