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【ネコ助け】引っ越し先を探して空き家を内見 → 1匹のネコが置いてけぼりにされていた! → 可哀想になって自分の家に連れて帰る

2015年2月20日

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引っ越し、出産など、様々な個人的な理由があれど、ペットを捨ててはダメだ。いくら理由を並べ立てても、正当化することはできない。それでも悲しいかな、人はペットを捨てる。

また「ネコは家につくから」と言って、ネコを引っ越し先に連れて行かない人もいるが、それは大きな間違い! 今回紹介するネコも、飼い主に置いてけぼりにされてしまった……。ところが、救世主が現れ、ネコを救ってくれたのである! 

・新しい家の見学に行ったらネコが!

今回、海外サイト Reddit に「ネコ助けストーリー」を投稿した brianadler さん。引っ越し先を探していた彼は、ある家の見学に訪れた。前の住人はすでに住んでおらず、家の中は空っぽ。しかし家の中には、なんだか変な匂いが漂っていたのだ。

不審に思った彼が、家の中をチェックしてみると、なんと1匹のネコが! ネコトイレは、ウンチとおしっこでいっぱいで、これが悪臭の原因だったのである。

・「こんな状態にネコを置いていけないよ!」

寂しさとストレスを溜め込んでいたネコは、人間の姿を見て大喜び。初対面にもかかわらず、brianadler さんに撫でられると “幸せビーム” を発散しまくり。ゴロゴロ言いまくりだったという。

こんな家にネコを置いておけないと感じた brianadler さんは、その家とネコの持ち主の女性に許可を取って、ネコを連れて帰ることを決意。また、このネコの名前が「スクーピー」であることも聞き出すことができた。

・「ネコは家につく」という元飼い主の勘違い

元飼い主の女性も、スクーピーを完全に遺棄した訳ではないようで、週に3日エサやトイレの世話をしに来ていたという。でも、なぜ引っ越し先に一緒に連れて行かなかったのだろうか? それは彼女が、「ネコは新しい環境には馴染まないもの」と思い込んでいたから……。

また女性は、もう1匹ネコを飼っており、そちらのネコはすでに譲渡先を見つけていた。しかし、スクーピーの譲渡先が見つからないまま……と、そんなこんなで2015年2月に brianadler さんに保護されるまで、スクーピーは約5カ月もの間、ずっと1匹で暮らしていたようだ。

・家族の一員になったスクーピー

さてスクーピーを連れて帰った brianadler さん。実は、彼の住むアパートにはすでに2匹の先住ネコがいて、手狭になったため引っ越しを考えていたところだったのだとか。しかし今回の見学では、家は決まらなかったものの、1匹のネコ、スクーピーが新たに彼の家族に加わったのだった。

その後、スクーピーを動物病院に連れて行ったところ、ノミ処理といくつかのワクチンを受けただけで特に健康に問題ナシ。2匹の先住ネコとも最初はチョット微妙だったが、今ではまあまあ上手くやっているようだ。

想像してみてほしい。それまでずっと飼い主さんと一緒だったネコが、突然ポツンと家に1匹で取り残される。どんなに鳴いても、飼い主さんの耳には届かない……そんな状況に、どれだけの人が耐えられるだろうか? とにもかくにも、スクーピーが幸せになってよかった!

参照元:Reddit、imgur [1][2](英語)
執筆:小千谷サチ

▼お腹ボテボテのスクーピー

▼すぐに brianadler さんに慣れてくれたという

▼家に連れて帰っても、ずっとゴロゴロ言い続けていたんだって

▼最初は威嚇をしていた brianadler さんちの先住ネコ

▼ベッドの上に先住ネコ 下にスクーピーという配置なら双方平気

▼枕で仕切れば、ベッドの上に一緒にのってもケンカしない

▼奥さんにブラッシングをしてもらっているところ

▼「もうウチの子だ」と brianadler さん。よかったね、スクーピー! 

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