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【ネコ界激震】3万〜4万匹に1匹の超レアニャンコが発見される! ずばり「サビ柄のオスの子ネコ」が出たゾーーーー!!!

2014年12月3日

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「好きなネコの柄はなに?」と聞かれて、あなたはなんと答えるだろうか? キジ? 黒? 三毛? な〜んて、色々考えるフリをしながらも、心の中ではすでに定まっているはずだ。「ぜ・ん・ぶ・好・き」だと。

しかし、そこに性別が入ってきたらどうだろう? いや、全部好きだという気持ちは変わらないが、“三毛のオス” なんて言われたら、ビックリするはずだ。なぜなら、三毛やサビ柄などの、黒と茶の混ざった毛のネコは、ほとんどがメス! オスは3万〜4万分の1という希少価値なのだ。しかしこの度、黒と茶のオスの子ネコが発見されたのだ!!

・黒と茶の両方の毛色はメスが多い

黒と茶の両方の色を毛に持つネコは、ほぼメスだと言われている。その理由は、染色体の組み合わせ。黒と茶の毛色の遺伝子は、X染色体にしか現れない。メスはXXの染色体を持つが、オスはXYなので、通常は黒と茶のどちらかしか、毛の色に反映されないのだ。

だから黒・茶・白の「三毛」や黒・茶の「サビ柄」は、ほとんどがメスなのである。

・三毛やサビのオスは3万〜4万匹に1匹の確率

しかし、ごくまれにXXYという染色体を持つオスが生まれることがある。そうして、そのXXに黒と茶がのるのだ。その確率は3万〜4万匹に1匹と言われている。この確率の値には諸説あるようだが、「珍しい」という点では意見は一致する。

・生後12週間のサビ柄ネコが団体にやってきた

さて、そんな珍しい “サビ柄のオス” が、動物愛護団体に連れてこられたと話題になっている。スコットランド、エジンバラの動物愛護団体「ロージアン・キャット・レスキュー」に、生後12週間の子ネコ、ハリーがやってきたのだ。

ネコアレルギーだと分かった元の飼い主が、団体にハリーを連れてきたのだが、そのサビ柄を見たスタッフはハリーをメスだと思ったという。

・サビ柄のオス! キャリア30年の獣医師も初めて

しかし、実際に性別を確認してみたところ、ハリーはオス! スタッフは大変驚いた。なにせ35年間の団体の歴史の中で初めて、 “サビ柄のオス” が連れてこられたのだから。キャリア30年の獣医師も、初めて見たと話している。

・「去勢手術は受けてもらいます」と団体

団体では保護されたネコの不妊・去勢手術も行っているのだが、ハリーにも去勢手術を施す予定だと発表している。確かに、三毛やサビ柄のオスネコは、生殖機能を持たない場合が多いというが、ハリーが繁殖のために使用されるのを完全に防ぎたいというのだ。

団体のFacebookページに寄せられる、「かわいい!」「ウチに来てほしい!」というコメントのなかには「去勢するのはもったいない」との意見も見受けられる。確かに気持ちは分かるが、その珍しさがハリーにとって災いとなってしまう可能性を避けたいという団体の気持ちはもっとよく分かる。

なぜならハリーは、自分の毛の色や希少性なんかに、これっぽっちも興味がないはず。もちろん人間側には「めずらしい!」という気持ちはあるが、「幸せに生きてくれればいい」という気持ちのほうが比べ物にならないくらい大きいのである。

参照元:FacebookEdinburgh News(英語)SWEETCAT ささねっと
執筆:小千谷サチ

▼茶と黒が素敵なサビ柄のハリー

▼ハリーの兄弟デニス

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