先日、とある動画サイトで、とんでもない踊り手が発見されたと話題になっている。お題はマイケル・ジャクソンが初めてムーンウォークを披露した『ビリー・ジーン』……と、それはいいのだが! 踊り手がなんと麦わら帽子をかぶった中国的農民なのだ!!
その姿は中国人も納得の「キング・オブ・農民」。そんな彼が農村のド真ん中で、たった一人でキレッキレのマイケル・ジャクソンを披露しているのである。そのシュールすぎる踊ってみた動画は「Chinese farmer’s version of Michael Jackson hit on Internet」で確認できるぞ!
・農民によるマイケル・ジャクソン
動画に映し出されているのは、のどかな農村だ。石橋がかかっており、その上には麦わら帽子と、てろんてろんの上着、くるぶし丈のズボンに、カンフー映画みたいな平べったい靴をはいた伝統的中国農民だ。
さぁ、今から農作業でもするのかと思いきや、テッテッ……テッテッ!! 名曲『ビリー・ジーン』の前奏が流れてくる。アンタ、まさか! ……って踊ったァァー!! 石橋の上で1人で『ビリー・ジーン』を踊っているのだ。しかもなんか上手い!!!!
しかし、だがここは『紅いコーリャン』とか『初恋の来た道』に出てきそうな農村・オブ・農村だ。そこでMJなんて、あまりにもシュールすぎるだろ!?
・ネットユーザーも感激
この動画は、まず中国動画サイトで話題となった。その後、YouTubeで公開されたところ、中華圏だけでなく英語圏のネットユーザーからも高評価を得ているようだ。
「オーマイガーッ!!」
「神がかっている」
「ワァァァァオ!! あなたのことが大好き! 誰か彼の名前を教えてちょうだい!」
「MJは死んでなかった! ただ引っ越しただけだったんだ!!」
「俺、MJの踊ってみた動画はいくつも見たけど、これは確かに素晴らしいよ」
・14年間練習していたらしい
中国の動画サイトによると、この踊り手の名は「農村・ジャクソン」こと蕭強(しょう・きょう)さん。広西チワン族自治区出身であるようだ。何でもマイケル・ジャクソンの熱狂的ファンで、なんと14年もの間、彼のダンスを研究し、練習を重ねてきたのだという。じゅ、14年……! 14年!!
激撮された動画は自主練中のものだろうか? 農民ルックでの『ビリー・ジーン』はあまりにもシュールだが、マイケル・ジャクソンの衣装に身を包んだ動画を見ると、その完成度には思わず息を飲んでしまうだろう。
参照元:Shanghaiist(英語)、YouTube、土豆網、微信(中国語)
執筆:沢井メグ
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▼こちらはYouTube版のダイジェスト動画
▼フルバージョンはこちら(中国動画サイト)
▼帽子も投げている!!
▼本家マイケル・ジャクソンの『ビリー・ジーン』
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