泣くことは最高のストレス解消法とも言われるが、最近、感動の “いい涙” を流していないという人にお勧めしたいビデオがある。ペット虐待防止キャンペーンの一環として制作された短編動画が、超~涙を誘うと話題になっているので紹介したい。
訳あってペットを捨てざるをえなくなった飼い主へ、犬が手紙を綴るのだが、切なくも愛らしい動画は涙なしでは見られないのだ! ぜひハンカチを用意してご覧になって頂きたいと思う。
・家族の重荷になって捨てられてしまう柴犬
これは、ペットケア事業を展開するネスレピュリナペットケア・チャイナが公開した動画だ。ペットの柴犬が飼い主へあてた手紙が字幕として表示される。「飼い主と一緒に過ごした日々は美しい想い出でいっぱいです」との言葉で始まる手紙は、飼い主へ感謝の気持ちを伝えているのかと思いきや、実はそうではないのである。
なんと飼い主夫婦に赤ちゃんができたことでペットが重荷となってしまい、飼い主の苦渋の決断で、ワンちゃんは道端に捨てられてしまうのだ!
・僕、何か悪いことをしたのかな?
これから起こることに全く気づいていない様子の犬は、車に乗せられてすっかりお出かけ気分。すると車から降りた飼い主は、路地の柱にリードをくくり付け、ワンちゃんを置き去りにしてしまったのである!
手紙は、「ずっと僕のことを面倒見てくれるって言ったのに、僕が何か悪さをしちゃったのかな? 置いて行かないで!」と続き、柴犬は飼い主の後姿に向かって吠え続ける。その瞬間リードが切れて、犬は車で走り去った飼い主を必死で追いかけ始めるのだ。
・飼い主探しの旅へ
「いい子にするって約束するから!」と走り続けるものの、ついに車に追いつけなくなってしまったワンちゃん。しかし捨てられても諦めずに、広い街を駆け巡って飼い主探しの旅へ出るのである。ワンちゃんのせいではないのに、“自分がいい子にしていなかったから捨てられたんだ” と思っているところが切なすぎる……。もう、この時点で号泣である。
・思い出すのは飼い主のことだけ……
旅の途中で優しいおじさんや女の子と出会って、人間の優しさを再び味わうワンちゃんだが、それでも想い出すのは飼い主のことだけ。「会いたいよ。大好きだよ。どこにいるの?」と手紙に綴る犬の言葉に、胸が締め付けられるような思いになってしまう。
・もう少しで飼い主とすれ違いに!
そうしていると、街で買い物を楽しむ飼い主夫婦とワンちゃんが、もう少しのところですれ違いになりそうに! だが、すっかり薄汚れてしまった犬は飼い主に気づかないまま、「僕は何とか生き延びて元気です。いつか会える日が来ることを願っています。あなた達のことを忘れた日はありません。僕のことも忘れないで」と手紙を締めくくっている。
そして動画の最後は、「捨てられたペットを助けてあげてください。愛ある行動を。そしてひとつひとつの幸せがずっと続きますように」とのメッセージで結ばれている。
捨てた犬からこんな手紙をもらったら、飼い主は一体どんな気持ちになるのだろうか。ペットにこんな辛い思いをさせないためにも、飼ったからには最後まできちんと責任を持ってペットを世話してほしいと思う。
参照元:YouTube、Uncova(英語)、ネスレ・チャイナ(中国語)
執筆:Nekolas
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