読者の中には、「インド人男性 = ターバンを巻いている」というイメージを持っている人は少なくないだろう。しかし、全てのインド人男性がターバンを用いているわけではない。インドでターバンを巻いているのは、主にシーク教徒の男性。その比率は、外務省のデータによると、全体の約2%だそうだ。
というわけで、今回はそんなターバンにまつわる話題をお届けしたい。海外サイトで、「世界最大か?」と言われているターバンを巻いている男性がいるのだが……それがメチャクチャでかいのだ! しかもそのターバンを付けたままバイクに乗っているではないか……。実際の姿を見ると、話題になるのも納得である。
・645mのターバン
その男性は、インド・パンジャーブ地方に住む60歳の男性である。シーク教徒の聖職者でもある彼が付けているターバンは、なんと長さ645m、重さ約45kgもあるのだ。さらにさらに、そのターバンに装飾品などを付け、自身も腕輪などの装身具、武器を身に付けると、合計で85kgにもなるというから驚きだ。
なおターバンを巻き付ける作業だけで、およそ6時間もかかるらしい。
・「頭に載せているのはハスの花」
その巨大なターバンを付けている姿を見ていると、「重くて疲れないだろうか?」と思ってしまうが、彼はそのような素振りを全く見せない。堂々と歩き、バイクで疾走と街中を駆けていく。
「私は頭に載せているものが重荷だと思っていない。ハスの花を頭に載せているようだと感じている」。彼のこのコメントからは、聖職者らしい敬虔さと強い誇りがうかがえる。
・有名にはなったが……
彼はその大き過ぎるターバンゆえか、ちょっとした有名人らしい。ただし、どこへ行っても写真を撮られることに、彼はウンザリしているとのことである。
それにしても60歳でありながら、これだけ重いターバンと装身具を身につけて移動するなんて、なかなか出来ることではない。その体力と精神力に脱帽である!
参照元:YouTube、NDTV(英語)、外務省
執筆:和才雄一郎