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「この一歩は一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとって大きな飛躍である」。これは、人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング氏の言葉だ。月面着陸の壮大さを物語る言葉だが、実は、地球上には、月よりも行った人が少ない「秘境」がまだ残っているという。

そのラストフロンティアのひとつが「火山の噴火口」だ! なんとマグマが噴出する火山に、人類が潜入したというのである。99%の人類が一生目にすることがないであろうその景色は、映像「Man Dives into an Exploding Volcano」で確認することができる。火口はまるで地獄の扉が開いたようだ。

この度、人類が潜入したのはオセアニア・フィジー諸島の西にあるバヌアツ共和国の活火山だ。YouTubeに公開された映像を見てみると……火口からマグマが荒れ狂う冬の海のように、うねっているのがわかる。

こんなの浴びたら、いや、しずくが飛んできただけでもひとたまりもない! だが、冒険者はどんどん下まで降りていき、ついに──。もう、見ているこっちがヒヤヒヤしてしまうぞ!

この恐るべきチャレンジを行ったのは、冒険家のジョージ・クロニスさんとサム・コッスマンさんらだ。動画の説明によると、活火山のマグマに極限まで近づいた人類は、月に行った人間の数よりも少ないらしい。まさに危険すぎる秘境だ。

彼らが噴火口に降り立った映像を見ると、地獄、いや地球にあいた小さな窓と比べると人間がまるで米粒だ。小さな人間にとっては、激しく恐ろしい映像ではあるが、これこそ生きている地球の姿なのだ。

参照元:YouTube
執筆:沢井メグ

▼こちらがその映像だ

▼ジョージさんは他にも様々なエクストリームなチャレンジを行っている