以前の記事で「レモン牛乳」が戦後60年近く栃木県民に愛され続けている飲料だということをご紹介した。私(筆者)も実際に飲んでみて、どこか懐かしいその味わいに「なるほどな」と思ったのだ。だがしかし……。
「レモン牛乳」に便乗したのかは定かではないが、栃木県を走る高速道路のサービスエリアで見かけたレモン関連商品の多さには正直度肝を抜かれた。中には「ちょっと強引じゃない?」と感じるものが多々あり、中でも最も違和感を覚えたのが、今回ご紹介する「レモンどらやき」である!
・怒涛のレモンラッシュ
私が見かけたレモン関連商品は、ざっとこんな感じである。アイスから始まり、まんじゅう・大福・ヨーグルト・クッキー・パイ・ドロップ・キャンディー・キャラメル・チョコレート・ラングドシャと、怒涛のレモンラッシュが止まらないのだ。
・「レモンどらやき」への違和感
これだけの商品がある中、なぜ『レモンどらやき』に違和感を覚えたのか……? それは他の商品は「レモン牛乳○○」となっているのに対し、どらやきだけが「レモンどらやき」、すなわち「牛乳」が抜けていたのだ! なのにパッケージにはでかでかと牛乳のイラストが! これは匂うぜ、『レモンどらやき』さんよぉ~!!
・レモンをほのかに感じる白あん
というわけでさっそく購入し食べてみることにした。見た目はそのまま、一般的などらやきである。一口頬張ってみると……さっぱりした味わいだ。無果汁と表記されていたものの、白あんからレモンの香りがほのかに感じられる。あん自体は悪くない印象だが、皮のごわつきが多少気になった。
・製造元が閉店していた
製造元の栃木銘菓専門店「和光」を調べてみると、なんと2014年3月末をもって閉店しているということだった……。私が買ったのは幻の『レモンどらやき』だったのか? ただ安心してほしい。問い合わせてみると、関連企業が引き続き、製造・販売しているということだったので、販売終了というわけではなかったぞ。
・お土産としては全然アリ
毎日食べたいかと言われればそうでもないが、1個184円という値頃感や、話のネタも含めたお土産としては大いにありのクオリティだと言える。栃木県内高速道路のサービスエリアなどで販売しているので、気になる人はぜひチェックしてほしい!
参考リンク:栃木銘菓専門店「和光」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼見た目は一般的などら焼きだ。
▼白あんからは、ほのかにレモンの香りを感じる。
▼レモンどらやきだ!