よく「人間は見た目じゃない! 中身だ!!」という。だが、本当にそうだろうか? 現実には「やっぱり美人やイケメンは得だよねぇ?」と、言いたくなることがよくある。就職活動だってそうだ。『顔採用』という言葉があるくらいである。
とある就活生も、同じように感じていたもよう。履歴書の写真を加工して送ったところ、書類選考通過! しかし、いざ面接となった際、本人と写真があまりにも違いすぎ!! 面接会場で即刻、不採用を言い渡されたのだという。
・女子大生が履歴書の写真を加工
履歴書の写真を加工したのは、中国・湖北省の女子大生だ。最初、写真館で履歴書用の写真を撮ったのだが、仕上がりが不満であったそう。
「少しでも採用担当者にいい印象を残したい!」そう思った女子大生は、スマートフォンの画像加工アプリを使い、肌を明るく、目を大きく、アゴを少しとがらせ、そして頬紅をのせるなど、修正して書類を提出したそうだ。
・本人と写真が違いすぎ! その場で不採用に
そして、2014年8月11日、面接を受けたところ……履歴書の写真と本人が違いすぎ! その場で不採用となってしまったそうだ。もちろん、不採用の理由は「本人と写真の顔が異なるため」である。
・採用担当者「見た目の印象は大切だが、誠実さの方が大事」
この件について、女子大生の面接担当者は「応募者の見た目の印象が良ければ、選考に進む確率があがるのは確かです。しかし、我々は応募者の誠実さをより重視しています」とコメントしているそうだ。
・バレたときの印象は最悪
この担当者によると、近年、履歴書に修正写真を添付してくるケースが増えているという。きっと誰もが採用担当者の目に留まるように、最大限の努力をしようとしているのだろう。
この担当者が話すように、「中身が大切」といいつつも、印象がいい方が中身を見てもらえるチャンスが多いのは世の常だ。実に悩ましいところだが、服装をキチっとする、表情に気をつける、腕のいい写真館で撮る、など「明らかな修正=虚偽」と見られないような工夫が必要なのかもしれない。
参照元:光華日報(中国語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24