ヘビーメタルやハードロックのライブ中に、ミュージシャンや観客が頭を上下に振っているのを見たことはないだろうか? あれは「ヘッドバンギング」と呼ばれるもので、ロックファンにとってはおなじみのアクション。やってみると、会場との一体感を感じられる、それがヘッドバンギングだ。
ただしこのヘッドバンギング、見た目は派手なのだが、首や頭にかかる負担が大きい。ビートにはのれるが体を痛めるという、諸刃の剣なのである。実際に、ヘッドバンギングが原因で脳梗塞になったと言われているミュージシャンもいるほどだ。
そんなヘッドバンギングを、なんと建設作業中にやっているという命知らずがいるらしい。YouTube の動画「Metal Construction」で確認できるぞ!
動画は、長髪姿のいかにもメタル好きの男性が、鏡を叩き割るところからスタートする。内容にふさわしい、ド派手は幕開けだ。それ以降、彼はあらゆる建築作業を見せてくれるのだが、その最中ずーーーーっとヘッドバンギング。ただでさえ危険が伴う建築作業を、頭を揺らしながら行っているのだ。
正確に言うと、首を上下に振っているのではなく回しているのだが、それでも首や頭にかかる負担は相当なものだと思われる。では、なぜ男性は建築作業中にそのような苦行をしているのだろうか?
気になるところだが、その質問を彼にぶつけるのは野暮というものだろう。生粋のメタル野郎に、ヘッドバンギングをするための理由などいらないのだ。強いて言うならば、「それが日常だから」ということか。
とにかく、理由を考えるとワケが分からないが、青年の “メタル愛” だけは痛いほどに伝わってくる。彼のアツい気持ちを、とくとご堪能あれ!