ロケットニュース24

シャグの味を比べる「巻きタバコ品評会」開催! 手巻きタバコ初心者におすすめの銘柄3種+1はコレだッ!!

2014年6月3日

makitabakohin1

消費増税後に従来の「紙巻きタバコ」から、「手巻きタバコ」に乗り換える増えている。しかしタバコの巻き方さえも知らず、銘柄が多すぎて何を選んだらいいのか分からない。そんな人にふさわしいイベントが開催されたのでご紹介したい。

そのイベントとは、『巻きタバコ品評会』である。いろいろな銘柄を吸い比べてみようといった趣旨の会だ。最近手巻きタバコを吸い始めた記者(私)も参加してみたのだが、会場に行って衝撃を受けた。なぜなら、手巻きタバコの経験者は私だけだったからである。……おい! 吸ったこともないのに、なんでこのイベントを開催したんだよッ!!

・ここが会場?

会場は東京・高円寺のイベントスペース『パンディット』。私は初めてこのお店に足を運んだのだが、「ここで本当にイベントが行われているのか?」と思うような場所であった。店舗の階段はまるでアパートのようである。店舗入り口は、どう見てもお店とは思えなかった。

だが、扉を開けると……そこはトークイベントを開くのにちょうど良いスペースだったのである。いや~、ちょっと安心した。いかがわしい店だったら、どうしようかと思った……。

・やっぱり手巻きタバコは経済的

さて、手巻きタバコを経験したことがない人たちが、なぜこのイベントを主催するに至ったのか。主催者でパンディットの席亭(寄席の主人を意味する)でもある奥野さんに話を聞くと、彼も私と同じ理由で手巻きタバコに興味を持ったそうだ。つまり増税でタバコが値上がりするなかで、手巻きタバコを吸った方が経済的ではないのか? と思い、このイベントを開催することになったそうである。

・手本なしの手巻きタバコはハードルが高い

とはいえ、やはり何も手本がない状態で、いきなりの「手巻きタバコ」はハードルが高い。しかも、市販の巻き器は素人だとなかなか上手に巻けないので、すぐに断念してしまうのである。「せめて吸い比べて、自分の好みを見つけるところまでガンバロウじゃないか!」ということで品評会が行われたのだ。

・好評だった「キース・シャグ・エキゾチックテイスト」

この日に用意された銘柄は、奥野さんが2軒のタバコ専門店で購入してきたものである。いずれも、タバコ店の店主のオススメ品なのだとか。約8種の銘柄のうち比較的好評だったのが、「キース・シャグ・エキゾチックテイスト」だ。これは喫煙しなくても、その香りに魅了されてしまう。バニラの芳醇な香りに、思わずうっとりしてしまうほどだ。タバコを吸わない人にも嗅いでもらいたい。その甘い匂いが心を和ませてくれる。

・「ブルー・ノート・ファインカット」と「チョイス・ダークチョコレート」

ちなみに私が気に入ったのは次の3種。まずは「ブルー・ノート・ファインカット」。これはしっとりとした感触のフルーツフレーバー。キースと同じように甘い香りで、なおかつ華やかな果実の香りを楽しむことができる。

次に「チョイス・ダークチョコレート」。これまたスイート系のフレーバー。その名の通りチョコレートのフレーバーで、他の2つに比べると香りに重量感があり、豊かなチョコレートの味に癒される。だが、吸い口は軽やかで、くどさは一切ない。

・目が覚める! 「コルツ・グリーンティー」

最後にもっとも衝撃を受けたのが「コルツ・グリーンティー」だ。日本人であれば緑茶をイメージするかもしれないが、これは緑茶のシャグではなく、香水の「グリーンティー」をイメージしたものなのだとか。フレグランスを前提としているだけあって、香りの華やかさは、この日吸った銘柄のなかで群を抜いていた。

少し匂いを嗅いだだけで、パッチリと目が覚めそうになる。たとえるなら、寝起きにレモンやグレープフルーツの香気を浴びるように、「ハッ!」とさせられるのである。しかも、その目覚めは大変に心地よいものだ。何だか活力がみなぎって、瞬時に元気が湧いてきそうになる。メンソールをブレンドすると、さらにスッキリとした味わいになりそうだ。

・第二回を開催予定!

ちなみに会場では、約10名の参加者が思い思いのフレーバーを楽しんでいたのだが、場内は全然煙たくならなかった。むしろ甘い匂いが混ざり合って、そこら中でいい匂いがしている状態である。なんともゆったりとした心地よい空間であった。

今回は初回であり、主催者も参加者も手探りのままイベントは終了したのだが、このイベントは継続して開催する予定である。手巻きタバコに興味のある方は、次回参加してみてはいかがだろうか? 奥深い手巻きタバコの世界、そこに入るきっかけになりそうだ。

参考リンク: 高円寺パンディット
Report: 佐藤英典
Photo: Rocketnew24

▼イベント会場「パンディット」の看板

▼建物の階段を上がると、ここが本当に会場か? と思うような光景にちょっと驚く。まるで普通のアパート

▼ここが入口、入るのに結構勇気がいる

▼スペースは着席で20名程度。バーカウンターでフードやドリンクをオーダーできる

▼雑談をしながら、いろいろな銘柄を吸い比べ

▼好評だったのが、「キース・シャグ・エキゾチックテイスト」

▼記者(私)が気に入った、「ブルー・ノート・ファインカット」

▼「チョイス・ダークチョコレート」

▼目が覚めるような味わい! 「コルツ・グリーンティー」

モバイルバージョンを終了