3月17日、明治記念館(東京都港区)にて、日本コカ・コーラ社が『綾鷹茶会』なるイベントを開催した。“急須でいれた緑茶の味わい”を目指した緑茶ブランド「綾鷹」の信念、味わい、茶師の技を五感で感じられる体験型発表会とのことで、記者(私)も参加してみたぞ!
・緑茶はやっぱ「国民的飲料」なんだな!
イベント当日、静岡県立大学 茶学総合講座メンバーの岩崎邦彦教授が登壇し、「急須でいれた緑茶に関する調査結果」について講演を行った。
岩崎氏が実施した調査によると、普段緑茶を飲む機会のある20~69歳の男女1000人に「急須でいれた緑茶の味わいが好きか」を質問したところ、「とても好き」が45.0%で約半数という結果に。また、「とても好き」と「好き」の合計は88.7%で、年代別に見ても幅広い年代が「好き」と回答したという。やっぱ、緑茶って「国民的飲料」なんっすね!
・急須を使ったおいしい緑茶のいれ方って?
続いて、京都・宇治の上林春松本店の上林秀敏代表が登壇して『綾鷹茶会』がスタート。おいしい急須の緑茶のいれ方などを実演した。「綾鷹」は、創業450年の歴史を持つ老舗茶舗・上林春松本店の協力を得て誕生したもの。『綾鷹茶会』では、その茶師の技に触れることができるのだ。
上林代表によると、急須で緑茶をいれる際のポイントは次のとおり。
その1: 熱湯をそのまま急須に注ぐのではなく、湯冷まし(湯のみでも可)で80度ぐらいまで冷ましてから注ぐべし
その2: 茶葉が開くのを待つ間、急須を揺すったり、回したりせずにじっと待つべし
その3: 注ぐときは一気にひとつの湯のみに注ぐのではなく、すべての湯のみに少しずつ均等に注いでいくべし
その4: 最後の一滴までしっかりと注ぎ切るべし
まず、各人が思い思いに急須を使って緑茶をいれる。うん、普通においしいですよ! 次に、上林代表の指南どおりにいれた緑茶をひと口……こんなに違うのか!!!!!
ちょっと手間をかけるだけで、ぐんとお茶のおいしさがアップした。あぁ~、日本人に生まれてよかったなぁ~って、お茶っていいなぁ~って、ついついつぶやいちゃうおいしさだ!!!!! ちなみに、急須から出るお茶の最後の一滴は「芳醇の一滴」と呼ばれ、お茶のうま味が最も凝縮されているのだそうだ。
・「綾鷹」の3つのこだわりを知った!
「綾鷹」は、急須でいれた緑茶の味わいを目指して開発された緑茶ブランド。2007年10月の発売以来、確実にファンを増やし続け、今やペットボトル界の緑茶部門を牽引する存在だ。その “味わい” の裏側には、3つのこだわりが隠されているようだ。
1つ目は、上林春松本店に伝わる茶師の伝統技法である「合組(ごうぐみ)」。それぞれの茶葉の特徴を活かして組み合わせるという技術で、これが緑茶の味わいを左右するという。長年培われた茶師の経験と熟練の技があってこその「綾鷹」の “味わい” なのだ。
2つ目は、上林春松本店が認めた宇治抹茶を使った「綾鷹」にごりの製法。独自の製法を駆使することで、急須でいれたような緑茶のにごりとふくよかな旨みを実現できたのだとか。
そして3つ目は、「茶葉認定式」で認められた上質な茶葉のみを使用すること。「綾鷹」の原材料となる茶葉の品質と味わいは、上林春松本店とコカ・コーラ社の双方で厳しくチェック。茶葉の状態から形状、色、艶、香りなどを、丁寧に確認しているそうだ。
「綾鷹」という商品に込められた、3つの茶師の技。これらの技が、にごりのある急須でいれたような緑茶の味わいを叶えているのだ。
・東京ミッドタウンで『綾鷹茶会』開催!
3月21日(金・祝)~3月23日(日)の3日間、東京ミッドタウンで『綾鷹茶会』が開催されるぞ! 茶師の技を体験できたり、上林代表によるおいしい急須の緑茶のいれ方指南があったり、「綾鷹」を試飲できたりと盛りだくさんの内容だ。
これを皮切りに、大阪、名古屋、横浜、福岡、熊本、札幌の全国6会場で順次『綾鷹茶会』が開催されるとか。詳しくは、「綾鷹」のブランドサイトをチェックしてくれよな!
参照元:綾鷹ブランドサイト
▼講演する静岡県立大学 茶学総合講座メンバーの岩崎邦彦教授
▼上林春松本店の上林秀敏代表による綾鷹茶会がスタート
▼おいしい急須の緑茶のいれ方を指南してもらったぞ!
▼最後の一滴まで注ぎ切るのがポイントだ!
▼急須で入れた緑茶は格別っすなぁ~!
▼合組実演と試飲体験も行われた
▼上林代表が合組したお茶2種類を試飲
▼上林代表(左)と日本コカ・コーラ マーケティング本部 緑茶グループ グループマネジャーの薄井亜希子さん(右)