怪奇な謎を秘めたミステリーはどこにでも存在している。最近海外のネットユーザーの間で話題になっている、米ニューヨーク州の不思議な住まいについてご紹介したい。
その家に住人はおらず、誰が置いたのかわからないが、玄関先のポーチに服を着たマネキンが数体あった。なんとそのマネキン、毎日位置が変わるという。それだけではない、ポーチにいる数や格好まで変わってしまうという。誰も住んでいないとすれば、マネキンが自発的動いているというのか? これは一体……。
・所有者不明の古き建物
その家は、ジョン・ローソンハウスと呼ばれている。同州ダッチェス郡にあるメトロース鉄道のニュー・ハンバーグ駅の近くにあり、家の所有者は不明だ。1845年に建てられたとされる家で、実はこの界隈で1877年に火災が発生した際に、唯一火の手から免れたそうである。
・雨の日には姿を見せないマネキン
ポーチにいるマネキンは、日ごとにその姿を変え、時には持ち物(カップや書籍など)も変わっていることがあるそうだ。さらに、雨の日には表に1体も姿を見せていないという。住居に人は住んでいないはず。だが近所の人の話では、夜間に建物の中からかすかな明かりが漏れていることがあるのだとか。やはり誰か住んでいるのだろうか?
・過去の列車事故と関係か!?
これがミステリーと言われる理由がひとつある。それは、1871年に2週間にもわたる寒波が訪れたときに、家のすぐそば、約60メートル先のところでメトロース鉄道が事故を起こしている。その事故で22人が亡くなった。マネキンはその方角を向いている言われている。まさか、その事故の巻き込まれた人たちの亡霊が人形に宿っているのだろうか……。真相は謎のままである。
参照元: RoadTrippers(英語)
執筆: 佐藤英典