「ほっかほっか亭」が2014年3月6日より発売をはじめた「進撃の巨人弁当」。名前の通り、大人気漫画「進撃の巨人」とコラボした弁当である。「弁当と漫画の共演なんて想像がつかない!」という人もいるだろうが、弁当の具材が、漫画の人物やシーンに見立てて作られているのだ。
その概要は、以前ロケットニュース24でも取り上げたのだが、例えば、錦糸玉子は馬に乗って駆ける調査兵団など……。なにか、非常に強引な匂いを感じるが、とにかく「進撃の巨人弁当」を実際に食べてみたぞ。
・ハンパないこじつけ感
まず、この「進撃の巨人弁当」は、具材の1つ1つはもちろん、容器にさえ意味がある。先述の通り、錦糸玉子は馬で駆ける調査兵団であり、千切りキャベツはその調査兵団が駆ける草原、タルタルチキンは超大型巨人、容器の外側はウォールローゼなどの壁をイメージして作られているのだ。
そして、それらが組み合わされて、「進撃の巨人」の世界をイメージした弁当になっているという。
実際に、弁当を見てみると、確かに錦糸玉子や千切りキャベツ、タルタルチキンなどが盛られている。しかし! これが進撃の巨人の世界かと言われると、非常に苦しい。こじつけ感がハンパないぞ!
・おいしいが食材は普通
なぜなら、それぞれの具材は、いたって普通だからだ。おいしいことはおいしいが、ふつ〜〜のタルタルチキンであり、ふつ〜〜の生姜焼きであり、ふつ〜〜の錦糸玉子なのである。そして、錦糸玉子が調査兵団などと言われると、気持ち的になんか食べにくい。まさに、人間を捕食する巨人ではないか。
・1つの弁当として考えればおいしい
ただし、1つの弁当として見れば、決して悪くない。特に、豚肉とチキンなど、肉系が2種類も入っているのが、男性からポイント高そうだ。また、ポテトやキャベツなどの野菜も入っており、全体のバランスもいい。
何より、丼物のようにご飯の上に具が乗っているにも関わらず、具材が豊富である。さしずめ、大人でも買いやすいお子様ランチといったところか。1つの弁当として考えると、十分に満足できる。「進撃の巨人」の世界を過度に期待しなければ、決して買って後悔する弁当ではないだろう。
・ラバーキーホルダーもゲット
なお、進撃の巨人弁当を購入すると、登場キャラクターのラバーキーホルダーをゲットできる。ラバーキーホルダーは、登場キャラが「ほっかほっか亭」のコスチュームに身を包んでいる極めてレアな代物だ。
私もミカサのキーホルダーをゲット! ただし、私の行った店舗では、エレンのキーホルダーは、弁当発売開始直後に品切れになってしまったそうだ。そのお店によると、弁当は発売開始と同時に注文が殺到したという。さすがに、すごい人気!!
ちなみに、現在は、3つ購入してレシートを送ると、リヴァイ兵長のお掃除盤フィギュアが抽選で50名に当たるキャンペーンを実施中。キャンペーンは3月26日までだが、ラバーキーホルダーの数は限りがあるとのことなので、気になる人は急げ〜。
参考リンク:ほっかほっか亭
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼これが進撃の巨人弁当だ!
▼具材は非常に豊富
▼タルタルチキンは超大型巨人をイメージ。サイズと弁当の中の存在感を考えれば、分からなくもない
▼豚の生姜焼きは、食料庫からサシャが盗んだ肉をイメージ。イメージ通りがどうかは置いといて、味はやや甘めで食べやすい
▼芋女サシャの名シーンからインスパイアされたというポテトサラダ。おいしいがいたって普通のポテトサラダだ
▼巨大樹の森を表現したというブロッコリー。巨大樹というのはやはり無理があるような……
▼馬に乗り、駆ける調査兵団をイメージしたという錦糸玉子。なんとか進撃の巨人と結びつけようという、企画側の苦しさが垣間見える
▼調査兵団が駆ける草原をイメージしたというキャベツの千切り。草原かどうかは置いといて、シャキシャキした普通のキャベツだ
▼破壊された壁をイメージしたというケチャップスパゲティ。破壊されたというイメージとは裏腹に、子供が好きそうな優しい味
▼ウォールローゼ、ウォールシーナなどの壁をイメージしたという容器の外側。そう言われてみれば、外壁のような模様がデザインされている
▼混沌とした世界を表現したという容器の内側。ただ、紫色を使っただけでは……とは言ってはいけない
▼もらったラバーキーホルダー。エレン、ミカサ、アルミン、リヴァイ、アニ、超大型巨人の6種類が用意されているが、数には限りがある