ロケットニュース24

【マザー・テレサに憧れて】完全予約制&撮影禁止の「ワタミ夢ストリート」でミキティに会った! Byクーロン黒沢

2014年3月5日

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偉大なる元帥様の功績を称え、ゆかりの品を展示しまくった超弩級の博物館を建てる国があるそうだが、実は同じようなものが東京にもある。2012年7月、ワタミグループ創業者・渡邉美樹氏(現参議院議員)個人の歴史と理念を宣伝する施設として、本社ビルの玄関横に「ワタミ夢ストリート」なる博物館がオープンした。

・見学は完全予約制だ

羽田空港にほど近い京急・大鳥居駅はワタミ本社ビルと一体化。ワタミ口なる直結通路を使えば徒歩5秒で夢ストリートに突入だ! ただし、ふらりと行っても入れてもらえない。予め電話かネットで事前予約が必須である。希望時間を伝えておけば、ワタミ理念研究所職員によるマンツーマンの案内が受けられるよ! でもって、入ってびっくり。これは……!?

・受付横にはトラックとミキティ本人が!

受付で入館証をもらい、警備員にお辞儀して夢ストリートへ! 入り口にはワタミ創業者の渡邉美樹が、起業資金を貯めるべく働いていた某運送会社のトラック。それがなんと前方部分のみ「ぶったぎられて」展示中。

おや、運転席にはどこかで見かけた人物が……。そう、夢ストリートのイメージキャラクターであるミッキー、いや、ミキティ(親しみをこめて)本人がハンドルを握っているのだ。本物ではなく蝋人形なので念のため。

・架空のラジオ放送、会長室の窓の景色まで再現!

祖母が作ったおにぎりと缶コーヒー。その横に飾られた銀行通帳のレプリカを眺めていると「よろしければ助手席にどうぞ」の声。促されて会長の隣に座ってみれば、架空のラジオ放送が流れ出すという凝った仕掛け。もちろん、今日のゲストは渡邉美樹さんでーす! とかいって、ムズムズ感は全開。

続いて、横目で渡邉会長の従業員向けビデオレターをチラ見しながらワタミ一号店の原寸セットを経由し会長室に入る。精密に再現された会長室は、巨大液晶モニタで外の景色まで再現。デスクの上にはどういうわけか、マザーテレサの写真が飾られていた。案内の人いわく「渡邉が尊敬する人物なんです」とのこと。ええーっ、そうだったのか!

・まさに渡邉ミッキー夢の国

このほか、22歳の渡邉美樹が海外旅行の帰路、ワタミ創設を決意した──という飛行機のシート、その名も「夢へのエコノミーシート」を完全再現。カンボジアに寄付した小学校の教室原寸セットあり、ワタミ社報の全バックナンバーが収められた「夢のタブレット」もありの、まさに渡邉ミッキー夢の国。

唯一残念なのは、エントランスのトラック以外、完全撮影禁止という点。というわけで、写真撮影にうるさいところまで、どこかの国のノリにそっくりなおもしろ博物館。皆さんもぜひ訪問して、ミキティと記念撮影しよう!

・今回ご紹介した博物館の詳細データ

名称 ワタミ夢STREET
住所 東京都大田区羽田1-1-3 ワタミ本社1階(京浜急行大鳥居駅)
時間 10:00~17:00
休日 土日祝日休館

Report : クーロン黒沢
Photo : Rocketnews24.

▼大鳥居駅。セガ本社もすぐ近くにあるぞ!

▼噂の「ワタミ口」

▼あれっ? どこかで見た人が……

▼渡邉美樹氏だ! なんか喰ってるぞ!

▼窓ガラスにうっすら反射するワタミの看板は一号店のもの

▼哀愁ただよう横顔

▼お言葉に甘えて助手席からパチリ。食べているおにぎりは……

▼おばあちゃんが握ってくれたおにぎり──の原寸大レプリカである。

▼毎月25万円ずつ貯金していた証!

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