卓球は温泉の定番であり、日本人にとって身近なスポーツだ。難しいルールもないため、気軽にプレーしやすい。一方で観戦する場合は、淡々と行なわれるイメージがあるが、そのイメージを覆すおもしろい試合が今大きく話題になっている。
2014年1月3日〜5日に台湾の高雄市で行なわれた『台湾インターナショナル大会2014』での、ある試合がそうだ。今回は、エンタメ卓球ともいえるその様子を動画「Probably the funniest table tennis match in history!」と共にご紹介するぞ!
・選手紹介
登場する選手は、地元・台湾出身の荘智淵(ジュアン・ジーユアン)選手と、ベルギーのジャン・ミッシェル・セイブ選手だ。荘選手は最高世界ランク3位、セイブ選手は1位というトッププレイヤー同士が話題の「爆笑卓球」を披露した。
・はしゃぎ始めるセイブ選手
序盤は真面目にハイレベルのプレーしていた二人だが、御年44歳のセイブ選手は勝負がついたとみるや一転しておふざけモードに入ってしまう。不敵な笑みを浮かべながらユーモア溢れるパフォーマンスを次々に繰り出すぞ。
・まるでコント
普通では考えられない遠距離でラリーを行ったり、広告の看板を勝手に動かしたり……と両者とも徐々におふざけがヒートアップしていく。はしゃぎすぎたセイブ選手は酸欠状態になり、それを介護する荘選手の姿はまるでコントのような光景だ。
・止まらない悪行
そしてまだまだ続くセイブ選手の悪行。ついには卓球台を動かす荒技に出て相手のミスを誘うなど、もはやなんでもありの状態となる。審判が苦笑いの中、球を二つにしてサーカスのようなラリーまでやってしまうぞ。
・垣間見えるプロの技術
そんな彼らのパフォーマンスに観客は大喜び、そして実況と解説も大爆笑である。だが、笑いを交えつつ、見られる技術の高さはさすがプロ。寸分の狂いなくお互いに返球する光景は圧巻だ。
・この動画に対するネットユーザーの反応
「面白すぎるw」
「最後まで見てしまったw」
「これを受け入れて楽しんでいる台湾の人たちが素晴らしい」
「審判半笑い…。おもしろすぎる。」
「達人やからこそ出来るんやろなぁ。でもこのプレーを受け入れる台湾の選手もすごい!」
「こんな楽しいゲームなら大歓迎!! にしても、両者は相当の実力の持ち主とお見受けした。」
などなど、約16分の再生時間も楽しすぎて短く感じたというコメントが多数。また、セイブ選手に合わせてプレーする荘選手、そしてそれを受け入れる台湾の人々が素晴らしいという声も多く見られた。
ちなみにこの大会は、公式戦ではなくイベントに近い形の大会のようだ。だからこそ許された爆笑卓球であったのだろうが、スポーツが言葉の壁を乗り越えたその光景は、素晴らしいものであった。
▼これはおもしろい! そしてスゴい!!
▼こちらはノーカット版
http://www.youtube.com/watch?v=P7z_R5Gy3Mo
▼この距離でラリーしてしまうぞ
▼卓球台を動かす二人
▼一時は審判越しの試合になってしまう
▼勝手に得点をいじるシーンも……
▼審判も思わず苦笑いだ
▼ボールが二つになるシーンもある
▼最大この距離でラリーをしてしまうぞ