ファストフードチェーン大手のマクドナルドは、2014年1月28日から「アメリカンヴィンテージ」キャンペーンの第2弾、『ホット & グルービー ビーフ』、『ホット & グルービーチキン』の発売を開始した。この商品は、1970年代のアメリカをイメージした「ソウルフルなバーガー」とのことだが、はたしてどれだけソウルを感じる味に仕上がっているのか、実際に食べてみたぞ!
・店内をソウルフルに装飾
販売開始したその日に、都内某所のマクドナルドに行ってみた。すると、ソウルミュージックを想起させるような店内装飾がされていた。なるほど、アメリカンな雰囲気を盛り上げようとしているらしい。レコードジャケットのような壁紙が所狭しと飾られていて、往年のディスコを想像させる。
・見た目に目新しさは感じない
まずはチキンの方を食べてみることに。専用の箱には、「Hot n’ Groovy」と書かれており、これが結構可愛らしい。ハンバーガーの写真さえなければ、小物入れに使いたいくらいだ。バンズ(パン)には、コーングリッズ(トウモロコシを砕いたもの)が散りばめられている。見た目には目新しさが感じられず、むしろ言われなければ新商品と気づかないくらいである。
・辛みがすべてを帳消しに
2つのハンバーガーは「テクス・メクス」(メキシコ風のアメリカ料理)をベースにしているとのことで、サルサソースとハラペーニョがきいているそうだ。食べてみると、たしかにハラペーニョの辛みが効いている。だが、この辛さが無駄に強いためか、ほかの食材の味がぼんやりとしてしまっている。サクサクのはずのチキンも、コクのあるチェダーチーズも、このハラペーニョのインパクトで帳消しになっている。
仮にこの辛みを「ソウル」というのであれば、あまりソウルフルであるとは言えないのではないだろうか。もう少し辛みを抑えれば、全体の調和を感じることができたかもしれないのだが……。もしオーダーのときに、サルサソースの量を調節できるのであれば、少な目にしてもらった方が良いように思う。
Report: 佐藤英典
Photo: Rocketnews24