ロケットニュース24

【衝撃事実】カンボジアの世界遺産アンコールワットの街に本物の「吉野家」がオープンしていた! 価格は高いが寸分たがわぬ吉牛の味!!

2014年1月22日

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カンボジアの誇る世界遺産、アンコールワット。そのお膝元になぜか吉野家がオープン! 半信半疑で行ってみた!!

なぜ吉牛? なぜアンコールワット? なぜ牛丼? というわけで、首都プノンペンから約300キロひた走り、アンコールワットのあるシェムリアップに到着。早速、付近のバイタクから情報収拾するも、誰も吉牛の名を知らない!

シェムリアップ在住の日本人から「町外れのショッピングモールに行ってみろ……」と言われ、人影も超まばらな半分工事中のモールをウロウロ。あったあった!  あったけどこれ、大丈夫なの!?

・なんとなくトロピカルなカンボジアの吉野家

閑散としたモールの奥の奥。最深部まで歩き続けてようやく見つけたオレンジ色の看板。モノは同じなれど、気のせいか開放的。南国ムードが漂ってる……。

「イラッシャイマセ〜」と出迎えた店員さんは全員カンボジア人。

レジの背後では巨大な液晶モニターがメニューを映しだしていた。日本より豪華だな! メニューはお馴染みの牛丼のほか、照り焼きチキン丼、牛と鶏の欲張りダブル載せ丼もあったが、今回はベーシックな牛丼をチョイス。

・えーっ! 日本より高い!?

牛丼は普通盛りが4ドル(約418円)。大盛りは5ドル(約523円)なり。そしてここは、月給100ドル程度の人が大半を占める国。カンボジア吉野家、あなたは一体、何処に行こうとしてるのか……。

むむむと悩んでいると、雰囲気を察した店員さんから「20%オフ」のオファーがあった。それでも決して安くはないが、救われた気持ちでオーダー。

モール全体に人がいないせいか、広々とした店内に客は私ひとり。日当たりの良いテーブル席に腰掛け、卓上にセットされた紅しょうがと七味唐辛子を観察。海外では高級品とされる七味唐辛子が取り放題とは、感心感心──。

・牛丼は寸分たがわぬ吉牛の味! でも……

待つこと3分。待望の牛丼がやってきた。薄切りの牛肉と若干濃い目のタレに浸かったスライス玉ねぎ。日本のそれと同じ味である。

しかしながらお値段は日本以上。現地の労働者階級には明らかに予算オーバーなプライス。加えて、はるばるカンボジアまで来て牛丼を食べようと思う日本人が、私のほかにどのくらいいるのだろう?

大人の事情が色々あるのかもしれないが、スタート早々コケないよう、がんばっていただきたいものである。

Report:クーロン黒沢
撮影:木村五兵衛.
Photo:RocketNews24.

▼ここがアンコールワットの街にある吉野家だ!

▼普通盛り4ドル。大盛り5ドル。微妙に高い。

▼高くないよ!と私を励ますポスターのお姉さん。

▼ファミレス路線な香港・台湾吉牛に近い店の作り。

▼やってきた牛丼は日本のそれ。遜色なし!

▼セットメニューには味噌汁とお茶が付くよ。

▼美味しい、美味しい、ふつうの牛丼だ!

▼スプーンに刻印が!あれ、日本もそうだっけ?

▼紅しょうが山盛りもできる。

▼メニューを撮ってみた。

▼あと三店が近日オープン予定!

▼レジ後ろのメニューは液晶表示だった。

▼店員さん。まじめに働いてました!

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