世界の機内食をご紹介する『世界の機内食』シリーズ。今回は、成田空港から中国上海の浦東国際空港まで飛行している全日空(ANA)のエコノミークラスの機内食をご紹介したい。
料理の内容は、穴子の柳川風ご飯、ナムル風漬物、うどん、薄皮まんじゅう、スナック。飲み物はアルコールやジュースなど好きなものを注文可能だ。
・2013年12月よりメニューが一新
ANAのエコノミークラス国際線では2013年12月より機内食メニューを一新したそうだ。生まれ変わった機内食は、「機内食総選挙」としてFacebook投票で人気だったメニュー、ANAグループ社員アンケートの人気メニュー、ANAシェフ陣のおすすめメニューという構成である。
・上品な「ザ・和食」
今回、提供された「穴子の柳川風ご飯」はシェフ陣のおすすめメニューであるという。噛むと、とろけそうなほど柔らかい穴子にフワっとした玉子は食べていてホっとする。ダシがきいた上品な味で、外国人に「これが和食なんですよ」と紹介したくなるほどだ。
・上品だが、正直物足りない
だがしかし……量が圧倒的に少ない!「穴子の柳川風ご飯」のほかにおかずと呼べるのは漬物くらいだ。うどんも入っているが、つゆをぶっかけるだけのものだ。
穴子の柳川風ご飯は美味しかった。しかし、量の少なさとほかのおかずがほとんどないことから、ちょっと満足感は感じづらい。男性や食べ盛りの学生ならなおさらだろう。
・近距離路線なので仕方がないかもしれないが……
食事の量が少ないのは、上海‐成田という近距離路線であるせいかもしれない。だが、それにしても他社の同じ路線の食事と比べて少ないように感じた。麺類があるためか、カロリー自体は751キロカロリーと十分だ。でも、ここは炭水化物ではなくてもう一品おかずがあったらなぁ……クオリティが決して低くないだけに、残念である。
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.