今や日本人サッカー選手が海外チームに所属してプレーすることはめずらしくない。日本代表も半数以上が海外組で、英マンチェスター・ユナイテッドの香川選手、伊インテルの長友選手などなど、ビッグクラブでプレーする選手さえ出てきたほどだ。
そんな海外組のなかでも、今回はドイツで成功を収めている乾貴士(いぬいたかし)選手をご紹介したい。フランクフルトでレギュラーを掴み、日本代表にも選出されている乾選手。彼の超人的なプレーは「Takashi Inui ‖ 乾貴士 プレー集 ‖ 2012-13 ‖ Skills Assists Goals」で確認可能だ!
・乾選手とは
ポジションはミッドフィルダーならびにフォワード。「セクシー・フットボール」で一世を風靡した滋賀県立野洲高校出身(2005年選手権大会優勝メンバー)だ。Jリーグ・セレッソ大阪で活躍し、2011年からはドイツに渡り、ボーフム(2部) → フランクフルト(1部)と、着実にキャリアを積んでいる。
・繊細かつスピーディー
足の甲を使った柔らかいタッチで、スピードに乗ったドリブルが得意な乾選手。トップスピードでも足からボールが離れないため、一度リズムに乗るとなかなか止められない。主戦場の左サイドから屈強な外国人 DF の間をスルスル抜けていく姿は圧巻だ。また、トリッキーで繊細なキラーパスも得意としているぞ!
・変態トラップ
もうひとつ乾選手の特長として挙げられるのが「トラップ」だ。特にファーストタッチの上手さには定評があり、自分の仕掛けられる範囲内にボールをピタリと止める技術がある。その華麗なトラップは芸術的……いや、変態的といってもいい。トラップを意識して動画を見てみると、よりスゴさを実感できるだろう。
乾選手は2014年ブラジル W杯での活躍も期待されており、ザック JAPAN では流れを変えることのできる選手として貴重な存在。セレッソ大阪時代に猛威を振るった香川選手との神業コンビネーションを……ワールドカップでも見てみたい!