ある人はトンキンをこう語る。「はじめてなのに懐かしさを感じ、同時に新しさも感じる。不思議な体験ができる場である」と。実際にトンキンに行ってみて、その言葉の意味がわかった。
・トンキンはグルメの穴場
トンキンは東京の新宿御苑では有名な坦々麺の美味しい店だ。知る人ぞ知る店なので、グルメな人にもあまり知られていない穴場。やや特徴的なその坦々麺は食べる者たちを魅了し、多くの人がリピーターになってしまうという。
・トンキンの坦々麺は実に興味深い
実際に食べてみたが、トンキンの坦々麺は実に興味深い。スープが真っ赤で見た目にとても辛そうなのだが、実際は旨みの方が勝っている。ピリリと花椒の刺激を感じた後は、鶏だしの旨みと肉味噌の甘さが辛さを中和。
・辛さと甘さのバランスが絶妙
肉味噌には豆鼓味噌が使われている。スープと同じく花椒や唐辛子がきいているのだが、それを上回るほどの豆鼓味噌の甘さがある。これをスープに混ぜていくと、辛さと甘さのバランスが絶妙になり、旨辛く甘辛い担々麺に仕上がるのだ。
・麺にも注目しておきたい
麺は中太でコシがきいている。麺を器の底から混ぜ返すと練りごまが出てくるので、しっかり混ぜて食べることをおすすめする。あとから混ぜて食べることで、最初とは違ったごまの香ばしい味を堪能できるのだ。辛さがごまの風味を盛りあげ、完食しても「もっと食べたい」と思わせる。
・トンキンに行く価値がある
なんとも魅力的な坦々麺だった。この坦々麺を食べるためだけに、遠くから交通費をかけてトンキンに行く価値があると断言しよう。関西や四国、九州、沖縄、北海道からでもトンキンに行く価値がある。さっき食べたばかりなのに、また食べたくなっている自分がいる。
店名: トンキン
住所: 東京都新宿区新宿1-15-14
Report:ほぼ津田さん(佐藤)