警視庁が公募していた「振り込め詐欺」に代わる新名称に、『母さん助けて詐欺』が最優秀作品として選ばれました。
・名称に違和感
それを受けて、2013年5月20日に発生した詐欺被害について、NHKはこの名称を採用して報道しています。しかしインターネットユーザーは、「しっくりこないな」や「この名称本当に使うの?」など、違和感を覚えているようです。以下はネットユーザーの反応です。
・『母さん助けて詐欺』についての反応
「全然いけてない」
「呼び方に慣れない」
「やっぱりこの名前ダメだろ」
「馴染むまでに時間がかかりそうな」
「この名称本当に使うの?」
「そんなダサい名前になったんだっけ」
「何かピンとこないな」
「やっぱり無理があるんじゃないかな」
「すごくしっくりこないな」
「わかりづれーw」
「この名称、どぉーにかならんのかよ」
……など。どうやら「馴染めない」と感じる人が多いようです。
・詐欺手口の変化
名称変更にいたったのは、詐欺手口の変化によるものです。これまでは『振り込め詐欺』の名前の通り、口座に現金を振り込ませる手口が横行していました。しかし最近は、現金手渡しが詐欺の大半を占めているため、『振り込め詐欺』という名称がふさわしくなくなったのです。
・報道機関も戸惑い?
この事件を報じたNHKも、表記に関して戸惑っているようです。見出しは『母さん助けて詐欺』としているのですが、本文中に「警察が振り込め詐欺事件として捜査」や「警察は手渡し型の振り込め詐欺事件」(以上、NHKより引用)と表記しているのです。つまり、『母さん助けて詐欺』は詐欺事件全体をさす言葉として使用し、詐欺手口を『手渡し型の振り込め詐欺事件』と説明しているのではないでしょうか。
・併用もあり?
とにかく、まだ使われはじめて間もない言葉です。当面は落ち着くまで、『母さん助けて詐欺』と『振り込め詐欺』の併用が望ましいのかもしれませんね。
Photo:Rocketnews24
参照元:NHK